懐石料理|特徴と代表的な料理
懐石料理は、季節と順番そのものが献立になっている食事です。懐石料理の構成と、一皿ずつに込められた考え方、家庭に取り入れられる部分をお話しします。
特徴
料理が一度に並ばず、決まった順に一品ずつ運ばれます。温度と香りが最もよい瞬間に出すためです。,季節の食材を使い、器と盛りつけでも季節を映します。同じ献立が翌月には変わります。,味つけは全体に控えめで、だしの香りと素材の持ち味を軸に組み立てられます。,量は一皿ずつ少なめですが、品数を通して満ち足りるよう計算されています。
代表的な料理
- 先付
- 椀物
- 向付
- 焼き物
- 煮物椀
- 揚げ物
- 蒸し物
- 酢の物
- ご飯と留椀
- 香の物
- 水菓子
よく使う調味料・食材
- 昆布とかつおのだし
- 淡口醤油
- 白味噌
- みりん
- 米酢
- 塩
家庭で作りやすい料理
- だしをきかせた椀物
- 季節野菜の焚き合わせ
- 白和え
成り立ち
茶の湯の席で、茶をおいしくいただくために出された軽い食事が土台になっています。安土桃山のころに形が整えられ、のちに料理店の献立として発展し、今の順序立てた構成になりました。
講師への質問
- 家庭で懐石らしさを出すにはどうすればいいですか
- 全部を真似る必要はありません。だしを丁寧にひいた椀物を一品加え、器を季節に合わせて選ぶだけで、食卓の印象が変わります。
- 食べる順番や作法はどうすればいいですか
- 出された順にいただくのが基本です。椀物はふたを開けたらすぐ香りを楽しみ、温かいうちに。ふたは器の右側に伏せて置きます。
- 量が少なく感じるときはどうすればいいですか
- 最後にご飯と留椀、香の物が出ます。そこで満ちるよう組まれているので、途中で判断せず、全体を通していただいてみてください。