梅酒|種類と淹れ方のコツ
梅酒は、青梅と氷砂糖と酒だけで仕込める、待つ時間そのものがおいしさになる一本です。作り方の要点と、甘さや酒の選び方で味がどう変わるかを、毎年教室で話している内容としてお伝えします。
梅酒とは
梅酒は、青梅を氷砂糖とともに度数の高い酒に漬け込んだ果実酒です。漬けてから3か月ほどで飲めるようになり、1年、2年と置くほど角が取れて丸い味に変わります。
種類
- ホワイトリカーの梅酒
- ブランデーで漬けた梅酒
- 日本酒ベースの梅酒
- 焼酎ベースの梅酒
- はちみつを使った梅酒
- 黒糖を使った梅酒
- 完熟梅で漬けた梅酒
- 酒を使わない梅シロップ
家での淹れ方・作り方
青梅1kgを水に2時間つけてあくを抜き、水気を完全に拭きます。
理由: 水分が残るとにごりの原因になります。
竹串でへたを一つずつ取り除きます。
理由: えぐみが残らず口当たりがよくなります。
熱湯とアルコールで消毒した4Lの瓶に、梅と氷砂糖500〜800gを交互に重ねます。
理由: 層にすると砂糖の溶け方が均一になります。
度数20度以上の酒1.8Lを静かに注ぎ、ふたをして冷暗所に置きます。
理由: 20度以上の酒を使い、家庭で飲む分だけ仕込むのが決まりです。
最初の2週間は3日に一度、瓶を傾けて砂糖を全体になじませます。
理由: 底に固まるのを防げます。
3か月後から飲めます。1年たったら梅を取り出します。
理由: 入れっぱなしだと渋みが出ます。
相性のよい食べ物
- 塩気のあるチーズ
- 焼き鳥
- 冷ややっこ
- ドライフルーツ
コツ
- ポイントは甘さの設計です。氷砂糖500gで控えめ、800gでとろりとした甘口が目安になります。
- 瓶は洗ってから熱湯をかけ、完全に乾かしてから使います。水滴が残るとにごります。
- 梅は傷のない硬い青梅を選ぶと、形が崩れず澄んだ味に漬かります。
講師への質問
- 梅酒が濁ってきたときはどうすればいいですか
- 梅が崩れているか、水気が残っていた可能性があります。梅を取り出し、こしてから冷暗所に戻してください。
- 甘さを控えたいときはどうすればいいですか
- 氷砂糖を400gまで減らせます。ただし溶けきるまで時間がかかるので、こまめに瓶を傾けてください。
- 取り出した梅はどうすればいいですか
- 刻んで煮物や和え物に使えます。砂糖と煮詰めればジャムのようにも使えます。