梅シロップ|レシピと作り方のコツ
初夏の台所仕事として長く親しまれてきたのが梅シロップです。青梅と氷砂糖を交互に重ねて待つだけの梅シロップの作り方と、発酵させないための管理をお伝えします。
先生の一言
- 白い泡が出て発酵している → 気温が高すぎます。梅を取り出し、シロップだけを弱火で10分加熱して冷まします。
- 砂糖が溶け残る → 混ぜ足りません。1日1〜2回、瓶を回して全体をなじませてください。
- カビが出た → 梅の水気か瓶の消毒が不十分です。残念ですが処分し、次回は水気のふき取りを徹底します。
40分調理時間の目安
作りやすい分量(約1.5L)分量
かんたん難しさ
材料(作りやすい分量(約1.5L))
- 青梅1kg傷のないものを選び、洗って水気を完全にふく
- 氷砂糖1kg梅と同量が基本
- 酢100ml米酢かりんご酢、発酵を抑える
- 保存瓶1個(容量4L)熱湯またはアルコールで消毒し、完全に乾かす
- 竹串1本へた取り用
- キッチンペーパー適量梅の水気を一粒ずつふき取る用
作り方
青梅を水に2時間浸してアク抜きし、ざるに上げて水気を完全にふきます。
理由: 水気が一滴でも残るとカビの原因になります。一粒ずつふいてください。
竹串でへたを取り除きます。実に穴を開けないよう、へただけをはじきます。
理由: へたが残るとえぐみが出ます。ここは丁寧に。
梅を保存袋に入れて一晩冷凍すると、エキスが早く出ます(省いても作れます)。
理由: 凍らせて細胞を壊すと、砂糖が溶けるのも早くなります。
消毒した瓶に梅と氷砂糖を交互に重ね、いちばん上を氷砂糖にします。
理由: 上を砂糖にすると、梅が空気に触れる面が減ります。
酢を回しかけ、ふたを閉めて冷暗所に置きます。
理由: 酢が発酵を抑えます。味にはほとんど残りません。
1日1〜2回、瓶を静かに回して砂糖を全体に行き渡らせます。
理由: 砂糖が底にたまると溶けむらができ、上の梅が傷みます。
10日〜2週間で砂糖が溶けたら梅を取り出し、シロップは冷蔵庫で保存します。
理由: 梅を入れたままにすると渋みが出ます。溶けたら取り出してください。
保存と温め直し
| 冷蔵 | 消毒した瓶に入れて冷蔵で6か月が目安です。取り分けは清潔なお玉で行います。 |
|---|---|
| 冷凍 | 小分けにして冷凍で1年が目安です。糖度が高いため完全には固まりません。 |
| 温め直し | そのまま水や炭酸水で4〜5倍に薄めていただきます。温めるならお湯割りにします。 |
アレンジ
- 氷砂糖の一部をきび砂糖に替えると、こくのある味わいになります。
- しょうがの薄切り30gを一緒に漬けると、香りのあるシロップになります。
- 取り出した梅は、シロップを少し加えて弱火で15分煮るとジャムになります。
糖分が多い飲み物なので、薄めて少量ずついただきます。
講師への質問
- 完熟梅を使ってもいいですか
- 使えます。香りは豊かになりますが、実がやわらかく崩れやすいので、漬ける期間を10日ほどに短くしてください。
- 発酵してしまったときはどうすればいいですか
- 梅を取り出し、シロップだけを鍋に移して弱火で10分加熱してください。冷ましてから清潔な瓶に戻せば使えます。
- 冷凍しない場合はどのくらいかかりますか
- 2〜3週間が目安です。砂糖が完全に溶け、梅がしわしわに縮んでいれば出来上がりです。