いかしゅうまい|特徴・食べ方・由来
いかのすり身のやわらかな甘みが身上の点心が、いかしゅうまいです。九州北部の海沿いで土産として親しまれ、蒸したてのふっくらした食感が持ち味になります。選び方と家での楽しみ方をお伝えします。
いかしゅうまいとは
いかのすり身を主体に、玉ねぎやでんぷんを合わせて皮で包み、蒸し上げた点心です。豚肉主体の一般的なしゅうまいと違い、白く上品な仕上がりで、いかの甘みがそのまま出ます。九州北部の玄界灘沿いの土地で、いかの水揚げを生かした土産の品として広まりました。
特徴
- 色が白く、断面がなめらか。噛むと肉のしゅうまいより軽く、ほろりとほどけます。
- 玉ねぎの甘みが加わるため、しょうゆをつけなくても味が立ちます。
- 冷凍で流通することが多く、蒸し直しても食感が落ちにくいのが土産向きです。
食べ方・楽しみ方
- 蒸し器で温めるのが一番です。湯気の上がった蒸し器で、冷凍なら10分前後が目安です。
- つけるなら酢としょうゆを半々に、辛子をほんの少し。しょうゆだけだと甘みが隠れます。
- 残ったら薄く油をひいた鍋で焼き目をつけ、水を少し入れてふたをすると焼きしゅうまいになります。
家で楽しむなら
家で近い味に寄せるなら、いかのすり身に玉ねぎのみじん切りとかたくり粉を合わせ、皮で包んで中心まで蒸し上げます。すり身が手に入らないときは、いかを包丁で細かくたたいてから練ると近い口当たりになります。あわせて楽しみたい料理は、いか団子のすまし汁、いかと里芋の煮もの、いか飯です。
由来
玄界灘に面した地域はいかの水揚げが多く、鮮度が落ちやすい部位を加工して売る工夫が重ねられてきました。すり身にして蒸す形は保存と輸送に向き、土産物として定着したと言われています。
講師への質問
- 電子レンジで温めるときはどうすればいいですか
- 耐熱皿に並べて水を小さじ1ふり、ふんわりラップをかけて加熱してください。加熱しすぎると身が縮んでかたくなります。
- 冷凍のまま蒸してもいいですか
- 凍ったままで構いません。解凍すると水が出て皮がべたつきます。蒸し時間を2〜3分長めにとってください。
- 子どもにも食べやすくするにはどうすればいいですか
- 半分に切って、酢を効かせないしょうゆ少々を添えてください。皮が口に残るようなら、皮ごとつぶして雑炊に混ぜても構いません。