吉備団子|特徴・食べ方・由来
手のひらに三つ四つ並べたくなる小ささと、指に残らない上品な甘さ。吉備団子は岡山を代表する土産菓子で、求肥のようにやわらかい生地をひと口の丸に整えた和菓子です。
吉備団子とは
吉備団子は、岡山県で作られてきたひと口大の和菓子です。もち米の粉を蒸して練り、砂糖と水あめを加えて求肥のように仕上げます。名前のとおり、きびの粉を加えた作りのものもあります。
特徴
- 指でつまめる直径3cmほどの丸で、一つが10g前後と軽い大きさです。
- 求肥に近いやわらかさで、歯にくっつきにくく、後味が淡いのが持ち味です。
- 白が基本ですが、きな粉、抹茶、黒糖など色と香りを変えたものも並びます。
食べ方・楽しみ方
- 封を開けたらその日のうちにいただきます。乾くと表面が固くなります。
- 緑茶やほうじ茶と合わせると、甘さの輪郭がはっきりします。
- 冷蔵庫には入れず、常温のまま口に運ぶといちばんやわらかく感じます。
家で楽しむなら
家で同じものを作るなら、白玉粉と砂糖、水あめで求肥を作り、小さく丸めてきな粉をまぶすところから始めます。丸めるときに手粉として片栗粉を使うと形が整います。求肥、みたらし団子、きな粉餅が同じ道具で作れる仲間です。
由来
江戸時代の終わりごろ、岡山の菓子職人が土地の団子を手土産用に仕立て直したのが始まりと伝えられます。持ち運びやすい小さな形と日持ちのよさから土産菓子として広まり、今も同じ形で作られています。
講師への質問
- 固くなってしまったときはどうすればいいですか
- 室温に30分置くと少し戻ります。それでも固ければ、細かく切って温かい汁粉に落とすとやわらかくなります。
- 日持ちさせたいときはどうすればいいですか
- 個包装のまま常温で表示の期限までが目安です。冷蔵庫は生地が固くなるので避け、直射日光の当たらない場所に置きます。
- お茶うけにするときはどうすればいいですか
- 一人二、三個を小皿に取り、緑茶を熱めに淹れます。甘さが淡いので、渋みのあるお茶のほうが釣り合います。