藻岩山団子|特徴・食べ方・由来
山を登った後に食べる甘い一串は、格別においしく感じるものです。藻岩山団子は札幌の藻岩山にちなんで呼ばれる串団子で、歩いた後の休憩にちょうどよい素朴な甘味として親しまれてきました。
藻岩山団子とは
藻岩山団子とは、札幌市の南西にある藻岩山にちなんで呼ばれる串団子のことです。山のふもとや山頂近くの売店、周辺の菓子店などで出される団子を指すことが多く、しょうゆだれのものやあんをのせたものが見られます。呼び方も中身も店によって差がありますので、決まった一つの形があるわけではありません。
特徴
- 結論から言えば、歩きながら食べられる串の形が身上です。手を汚さず一口ずつ食べられます。
- 米粉の団子にしょうゆだれ、あん、ごま、くるみだれなど、数種類が並ぶことが多いようです。
- 山の空気の中でいただく前提の甘味ですので、甘さは控えめに作られている場合が多いとされます。
食べ方・楽しみ方
- 焼きたてが出てくる店なら、その場ですぐいただきます。時間が経つと団子が硬くなります。
- しょうゆだれとあんの二本を頼み、味を見比べると土地の作り方が分かります。
- 温かいお茶と合わせると、たれの塩気と甘みの両方が引き立ちます。
家で楽しむなら
家で作るなら、上新粉と白玉粉を半々にして蒸し、串に刺して香ばしく焼く方法がいちばん近づきます。たれはしょうゆ、砂糖、みりんを煮立てて片栗粉でとろみをつければ十分で、あんは市販のこしあんを少し煮詰めて水分を飛ばすと串からたれません。関連する料理としては、みたらし団子、五平餅、あん団子が挙げられます。
由来
団子を串に刺して茶屋で出す形は、街道の休憩所や寺社の門前で古くから広まったものです。山歩きの土地でも同じように、登り口や山上で足を止める人に向けた甘味として団子が根づいたと考えられます。
講師への質問
- 現地で買った団子を持ち帰るにはどうすればいいですか
- その日のうちにいただくのが基本です。翌日に回すなら包んで冷凍し、蒸し器で3分ほど蒸し直してください。
- 家で焼くときに団子が串から外れるのはどうすればいいですか
- 蒸してから少し冷まし、表面が乾いてから刺します。串は先に水につけておくと焼くときに焦げにくくなります。
- たれがゆるくて垂れてしまうのはどうすればいいですか
- 水溶き片栗粉を小さじ半分足し、弱火で1分煮て混ぜ続けます。冷めると固まりますので、少しゆるめで止めます。