レモンステーキ|特徴・食べ方・由来
熱い鉄板の上でしょうゆとレモンが立ち上がる香りは、一度嗅ぐと忘れられません。レモンステーキは薄切りの牛肉をさっと焼き、酸味のあるたれで食べる長崎県佐世保の名物です。
レモンステーキとは
レモンステーキは、薄く切った牛肉を熱した鉄板で焼き、しょうゆを土台にレモンを効かせたたれで食べる料理です。長崎県佐世保で生まれ、市内の洋食店を中心に広まりました。厚い塊肉ではなく薄切りを使うため、家庭のフライパンでも近い形で作れます。
特徴
- 肉は3〜5mmほどの薄切りで、鉄板にのせてから短時間で火が通ります。
- たれはしょうゆとレモン果汁が中心で、バターや玉ねぎのすりおろしを加える店もあります。
- 残ったたれをご飯にかけて食べる作法があり、締めまで含めて一皿として楽しみます。
食べ方・楽しみ方
- 鉄板が熱いうちに、肉を裏返して中心まで火を通してからいただきます。
- たれは肉を焼いた後の鉄板でなじませ、全体に絡めてから口に運びます。
- 最後に残ったたれをご飯にかけると、酸味と肉汁が混ざって味が完成します。
家で楽しむなら
家で作るなら、鉄のフライパンをよく熱し、薄切りの牛もも肉を片面40秒ずつ焼いて中心まで火を通します。しょうゆ大さじ2、レモン果汁大さじ1、みりん大さじ1を合わせて回しかければ形になります。牛肉のしょうゆ炒め、玉ねぎのソテー、バターライスを並べれば、家の食卓でも同じ空気が出せます。
由来
戦後の佐世保で、洋食店が薄切り肉を使う工夫としてレモンを合わせたのが始まりと伝えられています。厚い塊肉が贅沢だった時代に、薄切りでも満足できる食べ方として広まり、やがて地域を代表する一皿になりました。
講師への質問
- 家で作るときの肉はどれを選べばいいですか
- 3〜5mm厚さの牛もも肉かリブロースが扱いやすいです。厚いと中心まで火を通す間にたれが煮詰まってしまいます。
- たれの割合はどうすればいいですか
- しょうゆ2、レモン果汁1、みりん1が基本の目安です。酸味を穏やかにしたいときはバター10gを溶かすとまとまります。
- 鉄板がないときはどうすればいいですか
- 厚手のフライパンをよく熱してください。煙が上がる手前まで温めてから肉をのせると、鉄板に近い焼き上がりになります。