ソーキそば|特徴・食べ方・由来
澄んだスープに、とろりと煮えた骨付き肉がのった一杯です。ソーキそばは沖縄そばに豚のあばら肉を合わせた麺料理で、島の食堂の定番として親しまれてきました。特徴と食べ方、家での作り方を見ていきます。
ソーキそばとは
ソーキそばは、沖縄そばの上に甘辛く煮込んだ豚のあばら肉をのせた麺料理です。ソーキとは豚のあばら周りの部位を指す言葉で、骨付きと軟骨の二通りがあります。麺は小麦粉で作られ、そばという名でも蕎麦粉は使いません。
特徴
- スープは豚骨とかつお節を合わせた澄んだ味で、脂っぽさより出汁の香りが前に出ます。
- 麺は太めで平たく、縮れの少ない形です。汁を吸いすぎず、最後まで歯ざわりが残ります。
- 上の肉は醤油と砂糖、泡盛などで長く煮込まれ、箸で崩せるほどやわらかく仕上げられています。
食べ方・楽しみ方
- 最初にスープをひと口飲んでから麺に移ります。出汁の輪郭が分かると、後から足す薬味の量を決めやすくなります。
- 唐辛子を泡盛に漬けた調味料を数滴。入れすぎると出汁が消えるので、一滴ずつ試してください。
- 紅しょうがは途中から。最初から混ぜると酸味がスープ全体に回ってしまいます。
家で楽しむなら
家で作るなら、豚のスペアリブを下ゆでしてから醤油と砂糖、しょうがで60分煮込み、中心まで火が通ったものをのせます。スープは豚骨だしとかつおだしを半々に合わせると近い味になります。一緒に覚えておくと役立つのが、豚の角煮、かつおだしの取り方、沖縄そばの三つです。
由来
小麦の麺に豚肉の煮込みを合わせる食べ方が沖縄の食堂に広まり、戦後に各地の店で定着しました。豚を余さず使う土地の習慣が、あばら肉を主役に据えた一杯につながっています。
講師への質問
- 骨付きと軟骨はどちらを選べばいいですか
- 骨付きは肉の食べごたえ、軟骨はとろりとした食感が持ち味です。初めてなら軟骨のほうが食べやすく感じます。
- 家で肉をやわらかく煮るにはどうすればいいですか
- 下ゆでで脂とアクを流してから、弱火で60分煮込みます。沸騰させ続けると身が締まるので火加減を保ってください。
- 麺が手に入らないときはどうすればいいですか
- 太めの中華麺で代用できます。ゆでた後に湯を切り、油を少量まぶすと沖縄そばに近い口当たりになります。