宇都宮焼きそば|特徴・食べ方・由来
太めの麺にソースをからめただけの、飾らない一皿。宇都宮焼きそばは日常の食べ物として街に根を張っています。特徴と食べ方、持ち帰りの作法、家で近づけるこつをお話しします。
宇都宮焼きそばとは
宇都宮焼きそばは、栃木県宇都宮市とその周辺で親しまれてきたソース焼きそばのことです。専門で出す小さな店や、駄菓子と一緒に売る店が古くから街にあり、家族で持ち帰って食べる形が定着しています。特別な行事の料理ではなく、日常のおやつと軽食の間に置かれた存在です。
特徴
- 具が少なくキャベツ中心のものが多く、麺とソースの味を素直に味わう組み立てです。肉や海鮮を大きく入れない店が目立ちます。
- 麺はやや太めで、もちっとした食感のものが使われる傾向があります。ソースは甘みのある濃いめが多いと言われます。
- 持ち帰りが前提の店が多く、容器に詰めて渡す形が普通です。量に対して値段が抑えられているのも土地の特徴です。
食べ方・楽しみ方
- 買ってすぐ食べるのがいちばんです。麺がソースを吸い切る前の、表面がつやつやしている時間が短い勝負どころです。
- 卓上の紅しょうがと青のりは、途中から足すと味が変わって最後まで飽きません。最初から全部かけないのがこつです。
- 目玉焼きをのせて出す店もあります。卵は黄身までしっかり火を通してもらうと、崩したときに麺と混ざりやすくなります。
家で楽しむなら
家で近づけるなら、具を欲張らないことが最大のこつです。キャベツと麺だけにして、ソースを二度に分けて絡めると、あの素朴な味に寄っていきます。ソース焼きそば、キャベツの塩炒め、目玉焼きをのせた焼きそばのあたりから試してみてください。
由来
戦後、粉ものを扱う店が街に増えるなかで、手軽な軽食として焼きそばが広まったと伝えられています。駄菓子屋の店先や商店街の一角で売られる形が続き、家庭で買って帰る習慣とともに残ってきました。
講師への質問
- 家で作ると麺がべたつきます。どうすればいいですか
- 麺を袋ごと電子レンジで40秒温めてからほぐし、油を絡めて焼き付けてください。水を足すとべたつきの元になります。
- 持ち帰った焼きそばはどうすればいいですか
- 冷めたらフライパンに油を薄く引き、ふたをせず中火で3分焼き直します。水は加えず、乾かすように温めるのがこつです。
- ソースの味を近づけるにはどうすればいいですか
- 中濃ソースにウスターソースを3対1で合わせ、砂糖をひとつまみ足してください。甘みとこくの釣り合いが取れます。