吉田のうどん|特徴・食べ方・由来
吉田のうどんは、店ごとに硬さもつゆも違う、土地の顔がそのまま出た麺です。吉田のうどんの注文の仕方と、具や薬味の組み合わせ方を中心にお話しします。
吉田のうどんとは
山梨県の富士山麓、富士吉田周辺で日常的に食べられている手打ちうどんです。太くて噛みごたえの強い麺に、醤油と味噌を合わせたつゆを張り、甘辛く煮た肉と炒めたキャベツをのせます。昼だけ営業する店が多いのも特徴です。
特徴
- 麺の硬さは店ごとにまるで違います。同じ土地の中で好みが分かれるほど幅があります。
- つゆの醤油と味噌の割合も店ごとに違い、飲み比べると土地の広がりが分かります。
- 卓上には辛みの薬味が置かれ、自分で味を組み立てて仕上げるのが前提になっています。
食べ方・楽しみ方
- まず薬味を足さずに一口いただき、その店のつゆの立ち位置を確かめてください。
- 薬味は耳かき一杯ほどから溶かします。辛みが強いので、少しずつ足すのが安全です。
- 麺を噛む時間が長いぶん、つゆが冷めます。器を両手で持って温度を保ちながら進めます。
家で楽しむなら
家で楽しむなら、麺よりつゆと具に手をかけるのが近道です。だし400mlに醤油大さじ2と味噌小さじ2を溶き、豚こま肉100gを砂糖小さじ1と醤油小さじ2で炒めてのせます。合わせたい料理は、キャベツの塩炒め、油揚げの甘煮、ゆで卵です。
由来
織物で栄えた土地で、家々が手打ちして食べていた麺が始まりと伝わります。仕事の合間に腹持ちのする食事をという事情から硬い麺が定着し、やがて自宅の一部を店にする形で広まりました。
講師への質問
- 店選びに迷ったときはどうすればいいですか
- 昼の時間帯だけ開けている店を選んでください。地元の方が通う時間に合わせると、その土地らしい一杯に出会いやすくなります。
- 麺が硬くて食べにくいときはどうすればいいですか
- つゆに長めに浸してから口に運んでください。少し柔らかくなります。注文時に柔らかめを頼めば応じてくれる店もあります。