義理チョコ|基本と押さえどころ
職場の机にそっと置かれた小箱には、贈る側の気づかいがそのまま入っています。義理チョコは日本で広まった贈り物の習慣で、近年は形を変えつつあります。背景と今どきの付き合い方をお話しします。
概要
義理チョコとは、恋愛感情とは別に日ごろの付き合いへの感謝として贈るチョコレートを指す言葉です。二月十四日に女性から職場の同僚や上司、親しい男性へ配る習慣として広まり、一九八〇年代以降に呼び名が定着したとされます。近年は職場での配布を取りやめる例や、性別を問わず親しい人へ贈る形、自分用に良いものを選ぶ形へと広がってきました。金額の目安は一人あたり五百円から千円程度とされることが多く、数を配る場合は小分けの詰め合わせが選ばれます。
押さえどころ
- 義理チョコは感謝や付き合いの意味で贈るもので、恋愛の意思表示とは区別されます。
- 職場では負担感への配慮から、配布を取りやめたり有志だけにしたりする例が増えています。
- 金額の目安は一人あたり五百円から千円程度とされることが多く、高額にしないのが通例です。
- 複数人へ配る場合は、個包装で分けやすい詰め合わせが選ばれます。
- 受け取る側は一か月後に返礼をする習慣があり、同程度の品を選ぶのが一般的です。
- 近年は性別を問わず友人同士で贈り合う形や、家族へ配る形も定着しつつあります。
具体例
- 職場の部署へ、個包装のクッキーとチョコが入った詰め合わせを一箱置く。
- 親しい同僚数人に、小さな板チョコを一枚ずつ手渡す。
- 取引先へは食べ物ではなく、日持ちする焼き菓子を選ぶ。
- 家族へ、夕食後に切り分けられるチョコレートケーキを一台用意する。
- 配る習慣がない職場では、自分用に少し良いチョコレートを一枚買う。
実践のコツ
- 配る前に職場の慣習を確かめます。やめている場合に一人だけ配ると、かえって気をつかわせてしまいます。
- 個包装で常温保存できるものを選びます。受け取った側が持ち帰りやすく、置き場所にも困りません。
- 手作りは相手を選びます。親しい間柄以外では、封の開いていない市販品のほうが受け取りやすいものです。
講師への質問
- 職場で配るべきか迷うときはどうすればいいですか
- まず前年の様子を同僚に尋ねてください。慣習がない職場なら見送り、有志の集まりがあるならそこへ加わるのが無難です。
- 受け取ったときの返礼はどうすればいいですか
- 一か月後を目安に、同じくらいの価格帯で日持ちする焼き菓子などを選んでください。高すぎる品は相手に気をつかわせます。