ウエディングケーキ|基本と押さえどころ
入刀の瞬間に会場の目が集まる、披露宴のいちばん華やかな場面です。ウエディングケーキには形や段数、生地の選び方にそれぞれ意味と事情があります。種類の違いと選ぶときの見どころを整理していきます。
概要
ウエディングケーキは、結婚披露宴で新郎新婦が入刀し、参列者に取り分ける祝いの菓子です。全段が食べられる生ケーキと、装飾用の土台に一部だけ生地を組み込むタイプに大きく分かれます。段数や高さは会場の広さと人数、演出の内容で決まることが多く、費用も形式によって幅があります。飾り方や味の選択に決まりはなく、季節の果物や好みの生地で組み立てられます。
押さえどころ
- 全段が生ケーキのタイプは、そのまま切り分けて配れます。人数分の重さが必要になるため、費用は上がりやすくなります。
- 装飾用の土台を使うタイプは、見た目の高さを出しつつ費用を抑えられます。入刀する場所だけ本物の生地を入れます。
- 生地は、スポンジと生クリーム、チョコレート、果物を挟んだものが多く選ばれます。夏場は生クリームの扱いに注意が要ります。
- 人数の目安は、切り分け一切れを30〜40gと考えて計算します。60名なら2kg前後が基準です。
- 会場によって持ち込みの可否や料金が異なります。早い段階で確認しておくと計画が立てやすくなります。
- 費用の目安は形式によって幅があり、装飾中心なら3万円前後から、全段生ケーキなら8万円以上になることもあります。
具体例
- 三段の白い生クリームケーキに、季節の果物を飾った定番の形。
- 一段の丸型に果物を高く盛り、卓上で切り分ける少人数向けの形。
- 小さなカップケーキを段状に積み、そのまま配れるようにした形。
- 四角い生地を重ね、チョコレートで表面を覆った落ち着いた色合いの形。
- 和装の披露宴に合わせ、抹茶生地とあずきを使った組み合わせ。
実践のコツ
- まず人数と会場の高さ制限を確かめてから、段数を決めてください。順番を逆にすると設計をやり直すことになります。
- 写真の見え方を重視するなら、装花やクロスの色と合わせて全体の色数を三色までに抑えると締まって見えます。
- 入刀の後に切り分ける時間を式の進行に入れておきます。段数が多いほど配るまでに時間がかかります。
講師への質問
- 人数分の大きさはどう計算すればいいですか
- 一切れ30〜40gで数えます。50名なら1.5〜2kgが目安です。取り分けない演出なら小ぶりでも足ります。
- 夏の披露宴で生クリームを使うときはどうすればいいですか
- 入刀の直前まで冷蔵で保管してもらい、出してからの時間を短くします。会場の空調も合わせて相談してください。
- 残ったケーキはどうすればいいですか
- 会場によって持ち帰りの可否が異なります。生クリームは傷みやすいため、可能な場合も保冷して当日中が目安です。