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オーブン|選び方・使い方・手入れ

焼き色は火加減ではなく、庫内の温度と位置で決まります。オーブンは放っておける代わりに、予熱と天板の高さで結果が変わる道具です。教室で必ず最初に確かめてもらう点をお伝えします。

オーブンとは

オーブンは庫内の空気を高温にして、食材を上下から包むように加熱する調理器具です。フライパンのように面だけを焼くのではなく、全体をむらなく加熱できるため、大きな肉や一度に何個も焼く料理に向きます。

種類と違い

  • {"name":"電気オーブンレンジ","note":"電子レンジと一体で、庫内が小さく温度の上がり方が穏やかです。日常の焼き物と温めを一台で済ませたい方に向きます。"}
  • {"name":"過熱水蒸気オーブン","note":"高温の水蒸気を吹き付けるため、表面が乾きにくく脂も落ちやすいのが特徴です。価格帯は高めになります。"}
  • {"name":"コンベクションオーブン","note":"ファンで庫内の熱風を回すので焼きむらが少なく、天板を二段使ってもほぼ均一に焼けます。"}
  • {"name":"ガスオーブン","note":"立ち上がりが速く高温を保ちやすいので、パンや大きな肉の塊に向きます。設置には工事が必要です。"}
  • {"name":"卓上の小型オーブン","note":"予熱が5分ほどで済み、二〜三人分の焼き物に手軽です。庫内が浅く天板一枚が限度です。"}

選び方

  • 庫内の幅を先に見てください。天板が横35cm以上あると、四人分の鶏もも肉やグラタン皿が一度に入ります。
  • 最高温度が250℃まで上がるかを確認します。焼き色をつける料理では、この20℃の差が仕上がりに出ます。
  • 上下二段が使えるか、角皿が二枚付属するかを見ます。まとめ焼きの効率が変わります。
  • 設置場所は左右と背面に10cm、上に10cmの放熱スペースが要ります。置き場所を測ってから決めてください。

使い方

  • 予熱は必ず設定温度に達してから入れます。庫内が冷たいうちに入れると水分だけ抜けてぱさつきます。
  • 天板は上段が焼き色、下段が火通り担当です。表面が先に色づくときは下段に移し、アルミ箔を軽くかぶせます。
  • 肉や魚は焼き上がりに竹串を刺し、澄んだ肉汁が出るか、身が中心まで白くほぐれるかを確かめてください。

お手入れ

  • 使った日のうちに、庫内が人肌まで冷めた時点で固く絞った布で拭きます。冷え切ると脂が固まって落ちにくくなります。
  • 天板の焦げは、重曹を小さじ2ふって湯を張り、30分置いてからこすると傷をつけずに落ちます。
  • 扉のパッキンとガラスは月に一度、中性洗剤で拭いてください。汚れが残ると熱が逃げて温度が上がりません。

講師への質問

レシピどおりの時間で焼いても生っぽいときはどうすればいいですか
庫内の実温が設定より低い場合がほとんどです。予熱を10分長く取り、温度を10℃上げて5分ずつ様子を見てください。肉は中心まで火を通してから出します。
焼きむらが出るときはどうすればいいですか
天板の奥のほうが火が強く出る機種が多いので、途中で天板を前後逆に入れ替えてください。焼き時間の半分が過ぎた時点が目安です。
予熱は本当に必要ですか
焼き色をつける料理では必要です。低温でじっくり火を通す蒸し焼きなら省いても構いませんが、その分の時間を5分ほど足してください。

更新日: 2026-09-09 | 運営者情報 | 免責事項