パキスタンカレー|特徴と代表的な料理
玉ねぎをじっくり炒めて土台を作り、香りの油で仕上げる。パキスタンカレーは、日本のカレーとも隣国の料理とも違う、肉の重みとスパイスの立ち上がりが持ち味の料理です。特徴と代表的な品をご案内します。
特徴
結論から申しますと、油と玉ねぎの扱いがこの料理の背骨です。玉ねぎをあめ色になるまで炒め、トマトと合わせて土台を作ってから肉を煮込みます。仕上げに熱した油でスパイスの香りを立て、鍋に注ぎ入れる手順を踏むことが多く、これが香りの厚みを生みます。羊肉や鶏肉、豆を使った品が多く、汁気の少ないものから汁だくのものまで幅があります。
代表的な料理
- 羊肉の煮込みカレー
- 鶏肉のスパイス煮込み
- ひき肉と青唐辛子の炒め煮
- ひよこ豆のカレー
- レンズ豆の煮込み
- ほうれん草と肉の煮込み
- 牛すじの煮込みスープ
- スパイスご飯の炊き込み
- 焼き肉団子のスパイス風味
- じゃがいもとえんどうの炒め煮
- 薄焼きの小麦パン
- ヨーグルトの付け合わせ
よく使う調味料・食材
- クミン
- コリアンダー
- ターメリック
- 青唐辛子
- しょうがとにんにく
- プレーンヨーグルト
家庭で作りやすい料理
- 鶏もも肉と玉ねぎのスパイス煮込み(中心まで火を通す)
- ひよこ豆缶を使った豆のカレー
- ひき肉とグリンピースの炒め煮
成り立ち
小麦と羊肉、乳製品を軸にした食文化と、香辛料を多用する南アジアの調理法が長い時間をかけて重なって生まれた料理群です。地域ごとに辛さや油の量、主食が異なり、内陸では小麦のパン、南部では米を合わせる傾向があります。
講師への質問
- 日本のカレー粉で作ってもいいですか
- 十分作れます。玉ねぎをあめ色まで炒め、しょうがとにんにくを効かせてください。仕上げにクミンを油で熱して加えると、雰囲気がぐっと近づきます。
- 辛さを抑えるにはどうすればいいですか
- 青唐辛子と赤唐辛子を減らし、その分クミンとコリアンダーを増やしてください。香りは保ったまま辛さだけ落ちます。ヨーグルトを添えるのも有効です。
- 羊肉が手に入らないときはどうすればいいですか
- 鶏もも肉か豚肩肉で代えられます。どちらも中心まで火を通し、煮込み時間は鶏で20分、豚で40分を目安にしてください。