広島レモンケーキ|特徴・食べ方・由来
広島レモンケーキは、瀬戸内のレモンをそのまま菓子に写したような一個です。白いコーティングの下に、香りの立つしっとりした生地が入っています。土地の背景と、家で近づける作り方をお話しします。
広島レモンケーキとは
広島県産のレモンを使った、レモン形の焼き菓子です。県内、特に瀬戸田をはじめとする島しょ部がレモンの主産地で、その果汁や皮を生地やコーティングに使います。土産物としても、県内の菓子店の日常の品としても並びます。
特徴
- バター生地にレモン果汁と皮を練り込むため、焼き上がりから香りがはっきり立ちます。
- 表面をレモン風味のコーティングで覆う型と、粉糖をかけただけの型の二通りがあります。
- レモン形の焼き型を使うので、見た目でそれと分かります。
食べ方・楽しみ方
- 常温で食べると香りがいちばん立ちます。冷蔵から出したら20分ほど置いてください。
- 紅茶やコーヒーのほか、緑茶とも合います。酸味が茶の渋みと釣り合います。
- 半分に切って断面を見ると、生地の詰まり具合で店ごとの作りの差が分かります。
家で楽しむなら
家では、パウンド生地にレモンの皮と果汁を加えるだけで近い味になります。型がなければマフィン型で構いません。作るなら、レモンパウンドケーキ、レモンのアイシングクッキー、はちみつレモンの三つが取りかかりやすいところです。
由来
広島県では百年以上前から瀬戸内の島でレモン栽培が広がり、国内有数の産地になりました。地元の菓子店が果実を使って作った焼き菓子が土産物として定着し、県内各地で作られるようになりました。
講師への質問
- 家でレモンの香りを強く出すにはどうすればいいですか
- 果汁より皮です。表面の黄色い部分だけをすりおろして砂糖と混ぜ、10分置いてから生地に加えてください。
- コーティングを作るにはどうすればいいですか
- 粉糖100gにレモン果汁大さじ1強を少しずつ加えて練ります。とろみが付いたら焼き上がりの粗熱が取れた生地にかけます。
- 日持ちはどうすればいいですか
- 密閉して常温で3〜4日が目安です。コーティングありは湿気を吸うので、乾燥剤と一緒に保存してください。