ホルモン焼きうどん|特徴・食べ方・由来
鉄板の上で脂がはぜ、甘辛いたれの香りが立ちのぼる。ホルモン焼きうどんは牛や豚の内臓とうどんを一緒に炒める土地の料理で、こってりしていながら後を引く軽さがあります。成り立ちと家での作り方をご案内します。
ホルモン焼きうどんとは
牛や豚の内臓を鉄板で焼き、味付けした後にゆでうどんを加えて炒め合わせる料理です。岡山県の北部から兵庫県の西部にかけての地域で親しまれてきました。もともとは焼き肉店で内臓を焼いた後の鉄板に、締めとしてうどんを入れたのが始まりとされています。
特徴
- たれは味噌を利かせた甘辛味が基本で、店や家庭ごとに配合が異なります。
- 内臓の脂が麺にからむため、油をほとんど足さずに炒め上がります。
- うどんは太めのゆで麺を使い、鉄板でしっかり焼き目をつけるのが持ち味です。
食べ方・楽しみ方
- 熱いうちに食べてください。冷めると脂が固まり、麺同士がくっつきます。
- 七味唐辛子やおろしにんにくを少量足すと、脂の重さが軽くなります。
- きざみキャベツや玉ねぎを一緒に炒めると、野菜の甘みでたれの角が取れます。
家で楽しむなら
家で作るなら、内臓は下ゆでしてから使い、必ず中心まで火を通すことが第一です。フライパンでも作れますが、鉄板や厚手の鍋のほうが焼き目がつきます。ホルモン焼き、焼きうどん、味噌だれの炒めものの三つを覚えておくと、この料理はその組み合わせで作れます。
由来
戦後、内臓を扱う店が集まった地域で、鉄板で焼いた後の脂とたれを無駄にせず、うどんを入れて締めにしたのが始まりと伝えられています。やがて締めではなく一皿の料理として出されるようになり、土地の名物として定着しました。
講師への質問
- 内臓の下ごしらえはどうすればいいですか
- ぬるま湯で数回もみ洗いし、たっぷりの湯で3〜5分下ゆでしてください。灰汁と余分な脂が抜けます。その後に炒め、中心まで火を通してから味付けします。
- 麺がべたつくのはどうすればいいですか
- ゆで麺を袋のまま電子レンジで30秒温め、ほぐしてから入れるのが目安です。冷たいまま入れると水分が出ます。強めの中火で動かしすぎず、1分焼きつけてから混ぜてください。
- たれはどう作ればいいですか
- 味噌大さじ2、しょうゆ大さじ1、みりん大さじ2、砂糖小さじ2、おろしにんにく小さじ1が4人分の目安です。混ぜて置いておき、具に火が通ってから加えます。