ほうとう|特徴・食べ方・由来
幅広の麺をかぼちゃと一緒に味噌仕立てで煮込むほうとうは、汁ごと食べる山の暮らしの一杯です。麺の特徴、具の組み合わせ、家の鍋で作るときの勘所をご案内します。
ほうとうとは
小麦粉を練って幅広に切った麺を、下ゆでせずそのまま味噌汁仕立ての鍋で煮込む料理です。,山梨県を中心とした甲斐の一帯で家庭の食事として続いてきました。,麺から出るでんぷんで汁にとろみがつくのが、うどんとの一番の違いです。
特徴
- 麺は幅2〜3cm、厚さ2〜3mmほど。塩を入れずに練るので、そのまま煮ても汁が塩辛くなりません。
- かぼちゃが煮崩れて汁に溶け、味噌の塩気に自然な甘みを加えます。
- 一鍋で主食も汁も野菜もまかなえるため、支度が一度で済みます。
食べ方・楽しみ方
- 鍋のまま卓に出し、椀に取り分けて汁ごといただきます。
- 薬味は七味唐辛子と刻みねぎが定番です。ごま油を数滴落とすと香りが立ちます。
- 残った汁にご飯を入れて煮ると、翌朝の一膳になります。
家で楽しむなら
生の幅広麺が手に入らなければ、うどんの生麺を下ゆでせずに使うと近い味になります。とろみが足りないぶん、じゃがいもを1個加えると汁がまとまります。,だしは煮干しか昆布で十分です。味噌は仕上げ近くに溶き、煮立てないでください。
由来
小麦の栽培が盛んな地域で、粉を練って伸ばし汁で煮る形が日常の食事として続いてきたと伝えられます。,かぼちゃや里芋など保存の効く野菜と合わせる作りが定着し、今日では郷土料理として県内外で親しまれています。
講師への質問
- 汁がとろみすぎるときはどうすればいいですか
- だしを100mlずつ足して煮直してください。麺を下ゆでしてから加えればとろみは抑えられますが、この料理らしさは薄れます。
- かぼちゃが溶けて形が残らないときはどうすればいいですか
- 半量を先に入れて溶かし、残りを最後の8分で加えます。溶ける分と形の残る分に分けると両方の良さが出ます。
- 味噌はいつ入れればいいですか
- 麺と野菜に火が通ってから溶き入れ、その後は煮立てないでください。煮立てると香りが飛び、塩気だけが立ちます。