きりたんぽ|特徴・食べ方・由来
すりつぶしたご飯を杉の棒に巻いて焼いた、香ばしい姿が目を引きます。きりたんぽは鍋に入れてこそ本領を発揮し、だしを吸ったところをすすると、寒い日の体がほどけていきます。
きりたんぽとは
きりたんぽは、炊いたうるち米をすりつぶして棒に巻き付け、表面を焼いた食べ物です。秋田県北部で生まれ、鍋の具として広まりました。切って使うことから、この名で呼ばれています。
特徴
- 焼いた表面が香ばしく、だしを吸っても形が崩れにくいのが持ち味です。
- 米粒を半分ほど残してつぶすため、餅とは違う、ほろりとした歯ざわりになります。
- 鶏がらのだしと相性がよく、鍋にすると米の甘みとだしの塩気が一つにまとまります。
食べ方・楽しみ方
- 鍋に入れるときは、煮込みすぎないのが要です。だしが煮立ってから3〜4分で引き上げます。
- そのまま味噌を塗って焼く食べ方もあります。表面がふつふつしてきたら食べごろです。
- 残ったら翌日に汁ごと温め直します。柔らかくなった分、汁を吸って別の味わいになります。
家で楽しむなら
家で作るなら、少し固めに炊いたご飯をすりこぎで半分つぶし、ラップで棒状に固めて魚焼きグリルで焼きます。杉の棒がなくても、割り箸を芯にすれば形は十分にできます。きりたんぽ鍋、味噌たんぽ、鶏だしのスープの三つを覚えておくと、寒い季節の献立に幅が出ます。
由来
農作業や狩りの合間に、残ったご飯を持ち運びやすくするため棒に巻いて焼いたのが始まりと伝えられています。やがて鶏や山菜と一緒に鍋にする形が定着し、秋から冬の家庭の料理として受け継がれてきました。
講師への質問
- ご飯は何合分でどのくらいできますか
- 2合で6〜8本が目安です。1本あたり茶碗軽く一杯ほどの分量になります。鍋なら1人2本で十分な量です。
- 煮崩れないようにするにはどうすればいいですか
- 表面をしっかり焼き固めることです。グリルで焼き色が付くまで7分ほど焼き、鍋では4分以上煮ないようにしてください。
- 作り置きはできますか
- 焼いたものを冷まし、1本ずつ包んで冷凍で3週間が目安です。凍ったまま鍋に入れ、5分煮て中心まで温めてください。