国分のラーメン|特徴・食べ方・由来
とんこつでありながら角のない、やわらかな味わいが持ち味です。国分のラーメンがどんな一杯なのか、麺やスープの特徴、食べ方、家で近い味を作る道筋までご案内します。
国分のラーメンとは
国分のラーメンは、鹿児島県霧島市の国分地区とその周辺で食べられているラーメンを指します。県内で広く見られる、豚骨に鶏がらや野菜を合わせた白濁のスープに、やわらかめの中太麺という組み合わせが基本です。同じ豚骨でも九州の他地域より穏やかな味わいで、大根の漬物が卓に置かれる店が多いのも土地の習わしになっています。
特徴
- スープは豚骨だけに寄らず、鶏がらや野菜を合わせて甘みを出す作りが中心です。
- 麺はやわらかめの中太で、替え玉より一杯を味わう形が一般的です。
- 卓上に大根の漬物が置かれ、食べる前や合間につまむ習慣があります。
食べ方・楽しみ方
- 運ばれたらまずスープをひと口。全体の濃さがわかってから、卓上の調味料を足すか決めてください。
- 漬物は先に一切れつまむと口が整い、スープの甘みがよくわかります。
- 刻みねぎやきくらげは途中で沈めて、後半に食感を変えると最後まで飽きません。
家で楽しむなら
家で近づけるなら、豚骨を強く煮出すより、鶏がらと野菜の甘みを重ねる方が近道です。鶏がらスープに炒めた玉ねぎとキャベツの甘みを移し、やわらかめにゆでた中太麺を合わせて、焼豚、味付けきくらげ、大根の漬物を添えてみてください。
由来
鹿児島のラーメンは戦後の港町から広がり、県内各地に穏やかな豚骨の味が定着していきました。国分は交通と工業の要地として人の出入りが多く、その流れの中で食堂やラーメン店が根づいたと言われています。
講師への質問
- こってりが苦手なときはどうすればいいですか
- 野菜の甘みが立つ一杯を選んでください。注文時に脂を控えめにできるか尋ねると応じてくれる店もあります。
- 卓上の漬物はいつ食べればいいですか
- 待つ間と食べ終わりの二回が目安です。合間につまむと口の脂が切れて、後半のスープが軽く感じられます。