南部市場ランチ|特徴・食べ方・由来
朝が早い場所には、朝が早い食事があります。南部市場ランチと呼ばれる楽しみ方は、卸売市場に併設された食堂や関連の店で食べる一食のこと。その成り立ちと味わい方を見ていきます。
南部市場ランチとは
南部市場ランチとは、横浜市の卸売市場である南部市場に併設された飲食店や関連の店舗でとる食事のことです。市場は本来、業者が仕入れを行う場所ですが、関連棟や隣接する区画には一般の人も利用できる食堂や小売の店が並んでいます。魚を扱う市場らしく、海鮮を中心にした献立が中心になります。
特徴
- 開店が早く、朝から昼過ぎで営業を終える店が多いのが特徴です。仕入れの時間に合わせた営業形態が今も残っています。
- 市場に入る魚を使うため、その日の内容が仕入れによって変わります。品書きに書かれていない日替わりが用意されることもあります。
- 量が多めで価格が抑えられている店が目立ちます。もともと働く人向けの食事から始まった形が引き継がれています。
食べ方・楽しみ方
- 午前中の早い時間に行くのが基本です。昼を過ぎると品切れや閉店になる店があるので、時間に余裕を持ってください。
- その日のおすすめや日替わりを尋ねると、仕入れの良いものに当たります。品書きだけで決めないほうが楽しめます。
- 食事のあとに関連棟で買い物をする流れが定着しています。保冷バッグを持っていくと選択肢が広がります。
家で楽しむなら
結論から申し上げると、家で近づけるなら、素材を替えずに調理を減らすのが早道です。良い魚が手に入った日は、手を加えすぎずに焼く、煮る、汁にする。この三つで市場の食堂の感じに近づきます。作りやすいのは、焼き魚定食、あら汁、煮付けの三品です。
由来
卸売市場は、産地から集まる品を仲卸や小売へ渡すために設けられた施設です。早朝から働く人のための食堂が敷地内に置かれ、それが次第に一般の人にも開かれていったという流れが各地の市場に共通しています。営業日や時間は変わることがあるので、出かける前に確認するのが確実です。
講師への質問
- はじめて市場の食堂に行くときはどうすればいいですか
- 開いている日と時間を先に確認してください。休市日は多くの店が閉まります。現金だけの店もあるので、用意しておくと安心です。
- 混む時間を避けるにはどうすればいいですか
- 開店直後か、昼のいちばんの山を過ぎたころが比較的落ち着きます。ただし遅い時間は品切れの可能性も上がります。
- 家であら汁を作るときはどうすればいいですか
- あらに熱湯を回しかけて霜降りにし、冷水で血合いを洗ってから煮てください。この一手間で汁が濁らず、生臭さも出ません。