すすきののラーメン|特徴・食べ方・由来
夜が更けてからの一杯という言葉が似合うのが、すすきののラーメンです。味噌を軸にした濃いめのスープと縮れ麺という土地柄、食べ方の作法、家で寄せるこつをご案内します。
すすきののラーメンとは
すすきののラーメンは、札幌の繁華街で親しまれてきた一杯の総称です。味噌を主役に、ラードで蓋をした熱いスープと、水分の多い黄色い縮れ麺を合わせる形が広く知られています。夜遅くまで灯りがともる土地柄から、一日の締めに食べる一杯として定着しました。
特徴
- スープの表面をラードが覆うため、最後まで冷めにくく、湯気の立ち方からして違います。
- 麺は加水の高い縮れ麺で、濃いスープをよく持ち上げます。
- 炒めたひき肉ともやし、玉ねぎが具の基本で、香りの土台をつくります。
食べ方・楽しみ方
- 熱いので最初の一口は慎重に。れんげでスープを少し冷ましてから運んでください。
- 麺を先に食べ進めるのが要領です。縮れ麺は濃いスープの中で伸びやすくできています。
- こしょうや辛みは後半に。序盤から足すと味噌の香りが隠れてしまいます。
家で楽しむなら
家で寄せるなら、ひき肉と玉ねぎを強火で炒めてから味噌を鍋肌で焦がし、そこにスープを注ぐ順番が肝心です。仕上げにラードかバターを小さじ1落とすと、冷めにくさが再現できます。合わせやすいのは、もやしの炒め物、コーンのバター炒め、煮卵の三つです。
由来
戦後の屋台から広まった味噌仕立ての一杯が、繁華街の店々で磨かれ、寒い夜に合う濃いめの形に整っていったと伝えられています。観光で訪れる人が増えるにつれ、土地を代表する食べ物として知られるようになりました。
講師への質問
- 家で味噌ラーメンのスープを濃く仕上げるにはどうすればいいですか
- 味噌を鍋肌で20秒焦がしてからスープを注いでください。香りが立ち、同じ量でも濃く感じられます。
- 麺は何を選べばいいですか
- 加水の高い太めの縮れ麺が合います。細いストレート麺だとスープの濃さに負けてしまいます。
- スープが冷めやすいときはどうすればいいですか
- 器を熱湯で温め、仕上げにラードかバターを小さじ1落としてください。表面に膜ができて温度が保たれます。