大手筋の居酒屋|特徴・食べ方・由来
酒どころの町だけあって、一杯の選び方から卓が始まります。大手筋の居酒屋がどんな場所にあるのか、定番の肴と頼む流れ、飲み方の勘どころ、家で近い卓を作る道筋をご案内します。
大手筋の居酒屋とは
大手筋の居酒屋は、京都市伏見区の大手筋商店街とその周辺で営まれている飲み屋を指します。伏見は古くからの酒どころで、蔵元が近いこともあり、日本酒を主役に据えた店が多いのが特徴です。アーケードの商店街を抜けた路地に小体な店が並び、仕事帰りの人が一人でも入りやすい構えになっています。
特徴
- 伏見の酒は水の性質からやわらかい口当たりのものが多く、料理の味を邪魔しません。
- 京都らしい野菜の炊いたんやおばんざいが、酒の肴としてそのまま並びます。
- 商店街の中にあるため夕方から開く店が多く、早い時間から一杯を始められます。
食べ方・楽しみ方
- 最初の一杯は冷やで頼み、二杯目からぬる燗に移すと、料理の温度とも合ってきます。
- 肴は冷たいものから温かいものへ。おばんざいを二品頼んでから焼き物に移すと流れが整います。
- 酒と同量の水を頼んでおくと、翌日に残りません。店に頼めばたいてい出してくれます。
家で楽しむなら
家で伏見の卓に近づけるなら、酒を冷やしすぎないのが一番の要点です。飲む30分前に冷蔵庫から出しておくだけで香りが立ちますので、だし巻き卵、九条ねぎと油揚げの炊いたん、鯖のきずしを添えてみてください。
由来
伏見は良質な地下水に恵まれ、江戸期から酒造りが盛んな町として知られてきました。大手筋は城下と港をつなぐ通りとして人が行き交い、その流れの中で飲食の店が集まったと言われています。
講師への質問
- 日本酒の選び方が分からないときはどうすればいいですか
- 料理を先に決めて、それに合うものを店に尋ねてください。伏見の酒はやわらかい口当たりが持ち味ですので、まず地元のものから試すと基準ができます。
- 一人で入るならどんな店を選べばいいですか
- カウンター中心で、おばんざいを大皿で並べている店が入りやすいです。少量ずつ頼めるため、一人でも品数を楽しめます。