高山ラーメン|特徴・食べ方・由来
細くて縮れた麺に、しょうゆの効いた澄んだスープ。高山ラーメンは飛騨の町で長く食べ継がれてきた、細部に気配りのある一杯です。何が特徴なのか、たれとスープを一緒に炊く独特の作り方、食べ方の順序、家で近づけるための工夫をお話しします。
高山ラーメンとは
結論から言えば、高山ラーメンは岐阜県高山市周辺で親しまれている、しょうゆ味の細縮れ麺のラーメンです。地元では中華そばと呼ばれることが多く、たれとスープを別々に用意せず、鍋の中で一緒に煮込む作り方が知られています。
特徴
- 麺が細く、しっかり縮れているため、あっさりしたスープがよくからみます。
- スープは鶏がらと野菜が中心で澄んでおり、しょうゆの香りが最初に立ちます。
- 具はチャーシュー、メンマ、ねぎと控えめで、麺とスープの関係を邪魔しません。
食べ方・楽しみ方
- 麺が細く伸びやすいので、届いたらすぐ食べ始めてください。ここだけは急いで構いません。
- こしょうは後半に。最初のひと口はしょうゆの香りをそのまま味わってください。
- ねぎを少しずつ混ぜながら食べると、後半まで香りが続きます。
家で楽しむなら
家で作るなら、麺の太さにこだわってください。細めの縮れ麺を選ぶだけで、印象が大きく近づきます。スープはしょうゆを煮立てず、80度前後で香りを飛ばさないように温めるのが要所です。合わせやすいのは、チャーシュー、メンマ、細ねぎの三品です。
由来
昭和のはじめごろ、屋台で提供されていた中華そばが土地に根づき、店ごとの工夫を重ねながら現在の形になったと伝えられています。観光地として知られる町並みとともに、地域の日常食として続いてきました。
講師への質問
- 家で作ると麺が伸びてしまいます。どうすればいいですか
- 細麺は表示時間より20秒短くゆで、湯切り後すぐ丼へ入れてください。スープと丼を先に用意しておくのが前提です。
- しょうゆの香りが飛んでしまうときはどうすればいいですか
- スープを煮立てないでください。80度前後、鍋のふちに小さな泡が立つ程度で止めます。仕上げにしょうゆを小さじ1足す方法も有効です。
- 具は何を載せればいいですか
- チャーシュー、メンマ、ねぎの三つで十分です。この一杯は具を増やすほど輪郭がぼやけます。