玉露のカフェイン|基本と押さえどころ
低い温度でゆっくり出す一杯には、うま味と一緒に成分もしっかり溶け出します。玉露のカフェインは茶葉の量が多いぶん日本茶の中では高いほうで、浸出液100mlあたり約160mgが目安です。量と時間帯の考え方をお伝えします。
概要
先に結論を申し上げると、玉露の浸出液は100mlあたり約160mgのカフェインを含むとされ、日本茶の中では最も高い部類に入ります。理由は淹れ方にあり、茶葉10gに対して湯60mlという濃い割合で、50〜60℃の低温でじっくり抽出するためです。同じ茶葉でも、煎茶なら100mlあたり約20mg、番茶やほうじ茶なら約10〜20mgが目安になります。玉露は小さな茶碗で少量を味わうお茶ですから、一度に飲む量そのものは30ml前後にとどまることが多い点も併せて見てください。
押さえどころ
- 玉露の浸出液は100mlあたり約160mgのカフェインを含むとされます。
- 煎茶は約20mg、ほうじ茶は約20mg、番茶と玄米茶は約10mgが100mlあたりの目安です。
- 麦茶やそば茶は茶葉を使わないため、カフェインを含みません。
- 玉露一煎は30ml前後と少量で、実際に口に入る量は数値の印象ほど多くなりません。
- 湯の温度を上げるとカフェインも渋みも出やすくなります。50〜60℃で淹れるのはうま味を優先するためです。
- 二煎目、三煎目と進むにつれて溶け出す量は減っていきます。
具体例
- 玉露を30ml飲んだ場合、カフェインはおよそ48mgが目安です。
- 煎茶を湯呑み一杯(120ml)飲むと約24mgが目安になります。
- ほうじ茶を200ml飲んだ場合はおよそ40mgです。
- 番茶を200ml飲んだ場合はおよそ20mgにとどまります。
- 夕食後に温かいものを飲みたいときは、麦茶やそば茶に替えるという選び方があります。
実践のコツ
- 夜に日本茶を楽しむなら番茶かほうじ茶に切り替えます。香ばしさがあって満足感が残り、含有量も低めです。
- 玉露は一煎目を30ml、二煎目は湯温を10℃上げて短時間で出します。味の出方が変わり、一つの茶葉で二度楽しめます。
- 急須に残った茶葉は淹れ終えたら茶こしごと取り出します。置いたままだと渋みが強く出て、次の一杯の味が落ちます。
講師への質問
- 夜に玉露を飲みたいときはどうすればいいですか
- 一煎目を30mlだけにとどめ、二煎目以降は番茶やほうじ茶に替えてください。量を区切れば味わいは残ります。気になる方は昼のうちにどうぞ。
- 玉露の渋みが強く出てしまうときはどうすればいいですか
- 湯を一度湯冷ましに移して50〜60℃まで下げ、浸出は2分半を目安にしてください。温度が高いほど渋みが先に出ます。