番茶|種類と淹れ方のコツ
食後にごくごく飲めるおおらかさが、番茶のいいところです。成長した葉や茎を使い、熱い湯でさっと淹れられるため、毎日の食卓に置きやすいお茶です。種類の違いと淹れ方の目安をお話しします。
番茶とは
結論から申しますと、番茶は新芽以外の大きく育った葉や茎を使ったお茶の総称です。地域によって作り方が異なり、焙じたものも番茶と呼ばれるため、同じ名前でも色や香りに幅があります。
種類
- 秋摘みの葉を使った緑色の番茶
- 茎を多く含む茎番茶
- 強く焙じた茶色い焙じ番茶
- 日に干して作る地方の番茶
- 煮出して飲む大きな葉の番茶
- 玄米を混ぜた番茶
家での淹れ方・作り方
急須に茶葉5gを入れます。煎茶より多めが目安です。
理由: 葉が大きいぶん、量を増やさないと味が出ません。
沸かしたての湯300mlをそのまま注ぎます。
理由: 番茶は高温で淹れても渋くなりにくい種類です。
ふたをして30秒待ちます。
理由: 待ちすぎると香ばしさより苦みが立ちます。
湯呑みに少しずつ回し注ぎ、最後の一滴まで出しきります。
理由: 残すと二煎目が渋くなります。
やかんで煮出す場合は、水1リットルに茶葉10gを入れて沸いてから3分煮ます。
理由: 煮出すと香ばしさがはっきりします。
相性のよい食べ物
- 焼き魚の定食
- おにぎり
- せんべい
- 煮物
コツ
- 食事中に飲むなら煮出したものを冷ましておくと、口の中がさっぱりします。
- 冷蔵で保存する場合は当日中に飲みきってください。翌日は香りが落ちます。
- 茶葉は開封後1か月が目安です。缶に移して、においの強い食品から離してください。
講師への質問
- 煎茶との違いはどう説明すればいいですか
- 使う葉が違います。煎茶は新芽を中心に使い、番茶は育った葉や茎を使います。そのため番茶は渋みが穏やかで、熱い湯でも淹れやすくなります。
- 水出しにするときはどうすればいいですか
- 水1リットルに茶葉15gを入れ、冷蔵庫で4時間置いてください。時間が長いほど濃くなるので、味を見て茶葉を引き上げます。
- 夜に飲んでも大丈夫ですか
- 気になる方は薄めに淹れるか、湯の量を増やしてください。濃さは茶葉の量と待ち時間で自由に調整できます。