コーヒー|種類と淹れ方のコツ
挽きたての粉にお湯を落とす、あの数十秒の香りが一日の区切りになります。コーヒーの種類と焙煎の違い、家庭で失敗しない淹れ方、合わせる食べ物までをご案内します。
コーヒーとは
コーヒーは、焙煎した豆を挽いて湯で成分を引き出した飲み物です。同じ豆でも、挽き方・湯の温度・注ぐ速さで味がはっきり変わるので、道具をそろえるより先に手順を一つ決めるほうが上達が早くなります。
種類
- 浅煎り(酸味がはっきりして、果実のような香り)
- 中煎り(酸味と苦みの釣り合いが取れた最も一般的な焙煎)
- 深煎り(苦みとこくが強く、牛乳に負けない)
- ドリップコーヒー(紙や布で濾す、家庭でいちばん扱いやすい方法)
- エスプレッソ(圧力をかけて短時間で抽出する濃い一杯)
- カフェラテ(エスプレッソに温めた牛乳を合わせたもの)
- 水出しコーヒー(冷水で8時間ほどかけて抽出する、苦みの穏やかな飲み方)
- カフェインを抜いた豆(夕方以降に飲みたいときの選択肢)
家での淹れ方・作り方
豆12gを中挽きにし、湯を沸かしてから1分ほど置いて92度前後にします。
理由: 沸騰したての湯だと苦みが立ちすぎるので、少し落ち着かせます。
紙のフィルターに湯を回しかけて濡らし、その湯は捨てます。
理由: 紙の匂いが抜け、器も温まって一石二鳥です。
粉を入れて表面を平らにならし、中心から30gの湯を注いで30秒蒸らします。
理由: 蒸らしで炭酸ガスが抜け、その後の湯が均一に通ります。
残りの湯を3回に分け、円を描くように注いで合計180gにします。
理由: 分けて注ぐと湯だまりが安定し、濃さのむらが出ません。
湯が落ちきる少し前にフィルターを外し、全体を軽く混ぜます。
理由: 最後まで落としきると、雑味が混じりやすくなります。
相性のよい食べ物
- バターの効いたトースト
- 焼き菓子(クッキーやパウンドケーキ)
- チョコレートを使った菓子
- チーズを挟んだサンドイッチ
コツ
- 豆は飲む直前に挽きます。挽いた粉は香りが飛びやすいので、まとめて挽くなら一週間で使いきる量にとどめます。
- 薄いと感じたら湯を増やすのではなく、粉を1〜2g増やします。湯の量を減らすより味の芯が残ります。
- 豆は密閉容器に入れて常温の暗い場所へ。冷蔵庫は出し入れのたびに水滴が付くので、開封後2週間で飲みきる前提なら常温で十分です。
講師への質問
- 酸っぱく感じるときはどうすればいいですか
- 湯の温度を2度ほど上げ、挽き目をやや細かくします。それでも気になるなら、深煎りの豆に替えると落ち着きます。
- 毎回味が変わってしまうのはなぜですか
- 粉の量と湯の量を計っていないことがほとんどです。台所ばかりで12gと180gを固定すると、味がぴたりとそろいます。
- 夕方に飲むと眠れません。どうすればいいですか
- カフェインを抜いた豆に替えるか、牛乳を多めにしたカフェラテにします。飲む時刻を15時までと決めておくのも一つの手です。