缶詰の賞味期限|基本と押さえどころ
戸棚の奥から出てきた一缶をどうするか。缶詰の賞味期限について、期限の意味と、缶の状態から判断する見方を落ち着いて整理します。備蓄を無駄にしないためにも、押さえておきたい知識です。
概要
結論から申し上げると、賞味期限はおいしく食べられる期間の目安であって、その日を過ぎたら食べられなくなる期限ではありません。缶詰は密封して加熱殺菌してあるため、常温で長く保てる食品です。一般的な期限表示は製造から3年程度が多く、果実や酸味の強いものはやや短めに設定されます。ただし缶が膨らんでいる、大きくへこんでいる、さびが進んでいる場合は、期限内であっても使わない判断が必要です。
押さえどころ
- 賞味期限はおいしさの目安で、消費期限とは意味が異なります。
- 一般的な缶詰の期限表示は製造から3年程度が多く見られます。
- 果実缶や酸味の強い中身は、期限がやや短めに設定される傾向があります。
- 缶が膨らんでいるものは、中でガスが出ている可能性があるため使いません。
- 深いへこみ、鋭い変形、さびの進んだ缶は密封が保てていない恐れがあります。
- 開けたあとは中身を別の容器に移し、冷蔵で2日以内に使い切ります。
具体例
- 缶を持ち上げて底とふたが平らかを確かめる
- 缶の側面を軽く押して弾力がないかを見る
- 開けたときの臭いと色を確かめる
- 古い順に手前へ並べ替えて備蓄を回す
- 買った日を油性ペンで缶に書いておく
- 開封後は保存容器に移してから冷蔵する
実践のコツ
- 備蓄は買い足したら奥へ、古いものを手前へ。この入れ替えだけで無駄が出なくなります。
- 直射日光と高温多湿を避けた場所に置いてください。台所のコンロ脇は不向きです。
- 少しでも見た目や臭いに違和感があれば、迷わず使わない判断をしてください。
講師への質問
- 期限を1年過ぎた缶詰はどうすればいいですか
- 缶の状態を先に確かめてください。膨らみ、深いへこみ、さびがなく、開けて臭いと色に異常がなければ加熱して使えます。少しでも不安なら使いません。
- 開けた缶詰の保存はどうすればいいですか
- 中身を保存容器に移してください。缶のまま冷蔵すると金属の風味が移ることがあります。冷蔵で2日以内、汁ごと保存すると乾きません。
- 缶詰の置き場所はどこがいいですか
- 直射日光の当たらない、温度変化の少ない場所を選んでください。床下や戸棚の下段が向きます。コンロ周りや窓際は避けます。