かつおのたたきの栄養|基本と押さえどころ
表面だけを香ばしく炙って仕上げるかつおのたたきの栄養は、たんぱく質と鉄を多く含むのが特徴です。数字の目安と、季節による脂ののり方の違い、扱うときに気をつけたい点をお話しします。
概要
結論から言えば、かつおのたたきは高たんぱくで脂質が控えめな魚料理です。100gあたりのエネルギーは、春に獲れるものでおよそ110kcal、秋のものは脂がのるため150〜170kcal前後が目安になります。たんぱく質は100gあたり25g前後、鉄やビタミンB群も含みます。生食用として売られたものを選び、当日中に食べ切ることが前提の食材です。
押さえどころ
- たんぱく質は100gあたり25g前後で、魚の中でも多い部類に入ります。
- エネルギーは春のもので約110kcal、秋のもので150〜170kcalが目安です。脂ののりの差がそのまま数字に出ます。
- 鉄を含み、赤身の色の濃さがその目安になります。血合いの部分にはとくに多く含まれます。
- 薬味のしょうが、にんにく、みょうが、大葉が加わることで、味だけでなくビタミンや香り成分も一緒に摂れます。
- ポン酢やしょうゆをかけるぶん、塩分は使う量に比例します。かけるのではなく、つけて食べると量を抑えられます。
- 生食用の表示があるものを選び、購入した日のうちに食べ切ります。冷蔵庫でも翌日に持ち越さないのが基本です。
具体例
- 一人前を100gとすると、たんぱく質はおよそ25g。これは卵4個分に近い量です。
- 薬味たっぷりで食べる一人前は、ポン酢を含めておよそ150kcalが目安になります。
- 秋のかつおは脂がのるため、同じ量でも春のものより40〜60kcalほど高くなります。
- たまねぎのスライスを添えると、かさが増えて満足感が上がります。
- ご飯にのせて丼にすると、茶碗1杯分の約230kcalが加わります。
実践のコツ
- 買うときは生食用の表示を確かめ、保冷剤を入れて持ち帰り、その日のうちにいただきます。
- 切る直前まで冷蔵庫に入れておくこと。常温に置くと切り口が崩れ、香りも落ちます。
- 薬味は食べる直前に刻みます。しょうがも大葉も、時間が経つと香りが抜けてしまいます。
講師への質問
- 春と秋のかつおは、どちらを選べばいいですか
- さっぱり食べたいなら春、こくのある脂を楽しみたいなら秋です。エネルギーは秋のほうが100gで40〜60kcalほど高めが目安になります。
- 買ったその日に食べ切れないときはどうすればいいですか
- 生のまま持ち越さず、加熱調理に回してください。しょうがとしょうゆで煮る、または片栗粉をまぶして中心まで揚げると別の一品になります。
- 塩分を抑えて食べるにはどうすればいいですか
- ポン酢は小皿に取り、かけずにつけて食べてください。かんきつの搾り汁を足すと、少ない量でも味が決まります。