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ドリッパー|選び方・使い方・手入れ

同じ豆でも、受け皿ひとつで味が変わります。ドリッパーは湯の落ちる速さと粉に触れる時間を決める道具で、形と穴の数を知っておくだけで、家のコーヒーの狙いを定めやすくなります。

ドリッパーとは

抽出の速さを設計する器具だと考えてください。湯が粉を通り抜ける時間の長短が濃さと香りを決めるため、リブの形、穴の大きさと数、材質の三つが味の性格を作ります。

種類と違い

  • {"name":"円錐一つ穴型","note":"湯が中心に集まって速く落ち、注ぎ方で味を変えやすい形です。"}
  • {"name":"台形三つ穴型","note":"湯が溜まりながら落ちるため安定し、味のぶれが小さい形です。"}
  • {"name":"台形一つ穴型","note":"溜まる時間が長く、しっかりした濃さが出ます。"}
  • {"name":"平底型","note":"粉全体が均一に湯に触れ、雑味の少ないすっきりした味になります。"}
  • {"name":"金属フィルター一体型","note":"紙を使わず油分も通すため、こくのある口当たりになります。"}
  • {"name":"布フィルター用","note":"手入れの手間はありますが、なめらかな舌ざわりが出ます。"}

選び方

  • 毎日飲む杯数から決めてください。1〜2杯なら小さいサイズ、家族で飲むなら大きめが扱いやすくなります。
  • 味の好みで形を選びます。すっきりなら平底型、しっかりなら台形一つ穴型が近道です。
  • 材質は保温性で選んでください。陶器は温まると冷めにくく、樹脂は軽くて温めやすい性質です。
  • フィルターの入手しやすさを確かめます。特殊な形は、紙の買い足しが続けにくいことがあります。

使い方

  • 使う前に紙と器具に熱湯を回しかけてください。紙の匂いが抜け、器具も温まります。
  • 最初の湯は粉全体を湿らせる分だけ注ぎ、30秒待ちます。ガスが抜けて味が澄みます。
  • 中心から外へ、円を描くように三回に分けて注ぎます。縁の紙に直接湯を当てないでください。

お手入れ

  • 使うたびに粉を落とし、ぬるま湯で洗ってください。油分が残ると次の一杯に匂いが移ります。
  • 陶器は急な温度差で割れることがあります。冷えた器具に熱湯をいきなり注がないでください。
  • 月に一度、専用の洗浄剤かぬるま湯につけ置きして、内側の茶色い汚れを落とします。

講師への質問

味が薄いと感じるときはどうすればいいですか
粉を1杯あたり2g増やすか、挽き目を少し細かくしてください。注ぐ湯を三回に分け、落ちきる前に次を注ぐと濃さが出ます。
湯が落ちるのが速すぎるときはどうすればいいですか
挽き目が粗いのが原因です。ひとつ細かくし、注ぐ勢いを弱めてください。台形型に替えるのも確実な手です。
はじめの一台はどれを選べばいいですか
台形三つ穴型が扱いやすい選択です。注ぎ方の差が出にくく、紙も手に入りやすいので、毎日続けるのに向きます。

更新日: 2026-09-09 | 運営者情報 | 免責事項