グリルプレート|選び方・使い方・手入れ
食卓の真ん中で肉や野菜が音を立てて焼ける、あの気配が食事を賑やかにします。グリルプレートは加熱台の上にのせて使う調理板で、素材と厚みの違いで焼き上がりがはっきり変わる道具です。
グリルプレートとは
コンロや卓上の加熱器の上にのせて、肉や野菜を直接焼くための平たい調理板です。表面が平らなものと波形のものがあり、波形は余分な脂を落として焼き目をつけられ、平らなものは焼きそばやお好み焼きなど広く使えます。
種類と違い
- 鋳鉄製の波形プレート — 蓄熱が高く、肉に太い焼き目がつきます。重く、手入れに油ならしが必要です。
- 鋳鉄製の平面プレート — 熱が均一に回り、焼きそばやパンケーキ向きです。同じく重量があります。
- アルミ合金にフッ素加工したプレート — 軽くて焦げつきにくく、後片付けが楽です。強い空焼きには向きません。
- セラミック加工のプレート — においが移りにくく、野菜や魚に向きます。金属のへらは避けてください。
- 両面使える兼用プレート — 片面が波形、片面が平面。収納が一枚で済みます。厚みがある分、温まるのに時間がかかります。
選び方
- 使う加熱器に合う大きさを先に測ります。はみ出すと熱が偏り、取っ手が熱くなりすぎます。
- 重さを手に取って確かめます。鋳鉄は焼き上がりがよい代わりに、洗うときに手首へ負担がかかります。
- 波形か平面かは献立で決めます。肉中心なら波形、粉ものや炒めものが多いなら平面が使いやすくなります。
- 縁の立ち上がりと脂の逃げ道を見ます。溝と受け皿があると、卓上で使っても周りが汚れません。
使い方
- 使う前に3〜5分空焼きし、水を一滴落として玉になって転がる温度を目安にしてください。
- 食材は並べたら1分は動かさず、自然に離れてからひっくり返します。無理に動かすとはがれます。
- 肉や鶏肉、魚は中心まで火を通します。厚みのあるものは焼き目をつけた後に蓋をして3〜5分蒸し焼きにしてください。
お手入れ
- 熱いうちに水をかけないでください。急な温度差で反りや割れの原因になります。粗熱が取れてから洗います。
- 鋳鉄は洗剤を控え、湯とたわしで汚れを落とし、火にかけて水気を飛ばしてから薄く油を塗ります。
- フッ素やセラミック加工は柔らかいスポンジで。金属たわしとクレンザーは表面を傷めます。
講師への質問
- 食材がくっついてしまうのはどうすればいいですか
- 予熱が足りないことがほとんどです。3〜5分しっかり温め、水滴が玉になって転がる状態にしてから油をひいてください。並べた後は1分動かさず、自然に離れるのを待ちます。
- 厚い肉の焼き方はどうすればいいですか
- 強めの中火で両面に焼き目をつけた後、蓋をして弱火で3〜5分蒸し焼きにしてください。中心まで火が通り、肉汁が透明になるのが目安です。切って赤みが残るなら加熱を続けます。
- 鋳鉄がさびてしまったときはどうすればいいですか
- たわしでさびを落とし、洗って火にかけ完全に乾かしてください。その後、油を薄く塗って弱火で5分加熱し、冷ましてから拭き取ります。乾いた場所での保管が肝心です。