包丁立て|選び方・使い方・手入れ
刃を守り、取り出しを速くしてくれるのが包丁立てです。差し込む型から磁石で留める型まで持ち味が分かれますので、それぞれの向き不向きと、選ぶときに見る点、清潔に保つ手入れをご案内します。
包丁立てとは
結論から言えば、包丁立ては刃こぼれと手の事故を防ぐための道具です。引き出しに裸で入れると刃同士が当たって切れ味が落ちますし、手を差し入れたときに危険もあります。
種類と違い
- スリット差し込み型:刃を一本ずつ差すので安定しますが、内部が洗いにくいのが弱点です。
- 分解できるスタンド型:仕切りを外して洗えるため乾きが早く、清潔を保ちやすい形です。
- マグネット型:壁や側面に貼り付ける形で、乾燥は最も早い代わりに設置場所を選びます。
- 引き出し内蔵型:仕切りに寝かせて収めるので見た目はすっきりしますが、収納本数が限られます。
- まな板一体型:省スペースですが、対応する刃の厚みや長さに制限があります。
選び方
- 手持ちの包丁の刃渡りと峰の厚みを測ってから選びます。牛刀とペティでは必要な幅が違います。
- 洗える構造かどうかを最優先にしてください。分解できるか、底が抜けているかが判断の分かれ目です。
- 底面が広く重心の低いものは倒れにくく、刃を抜き差ししてもぐらつきません。
- 設置場所を先に決めます。シンク横なら水はけ、壁付けなら磁力と下地の強さが見どころです。
使い方
- 刃の水気を完全に拭いてから差します。濡れたまま入れると内部にカビが出ます。
- 刃をまっすぐ下ろして差し込みます。斜めに入れると刃先が当たって欠けます。
- 刃の向きをそろえて収めると、次に取り出すときに指が触れません。
お手入れ
- 週に一度は分解して中性洗剤で洗い、完全に乾かしてから戻します。
- マグネット型は磁石面を固く絞った布で拭き、金属の粉が付いていないか確かめます。
- 木製のものは食洗機に入れず、陰干しで乾かします。反りや割れを防げます。
講師への質問
- 包丁立ての中がぬめってきたときはどうすればいいですか
- 分解できるものは外して中性洗剤で洗い、完全乾燥させてください。分解できない型は、酸素系漂白剤を溶かした湯を注いで30分置き、よくすすぎます。
- 包丁が1本しかない場合はどうすればいいですか
- まな板一体型かマグネット型で足ります。置き場所を取らず、洗って拭いてすぐ収められる形が使いやすいです。