保存容器|選び方・使い方・手入れ
保存容器は、台所仕事の段取りをそのまま左右する道具です。材質と大きさを整えるだけで、冷蔵庫の中が見渡せるようになり、作り置きが続くようになります。選び方と使い方を見ていきます。
保存容器とは
保存容器は、作り置きや残った料理をきちんと保つための入れ物です。材質と蓋の作りによって向く用途が違い、油物に強いもの、冷凍できるもの、そのまま温められるものと分かれます。
種類と違い
- ガラス製——においと色が移りにくく、そのまま電子レンジで温められます。重く、落とすと割れます。
- ホーロー製——酸や塩に強く、直火にもかけられます。電子レンジは使えません。
- プラスチック製——軽くて安く、冷凍も電子レンジも使えます。油とにおいが残りやすい点は弱みです。
- ステンレス製——丈夫で冷めやすく、下ごしらえの保存に向きます。電子レンジは使えません。
- パッキン付きの密閉式——汁物を持ち運べます。パッキンの洗浄と交換が必要です。
- ジッパー付きの袋——場所を取らず冷凍向き。平らにして凍らせると解凍が早くなります。
選び方
- まず用途を決めてください。冷凍中心か、温め直し中心かで材質が変わります。
- 大きさは三種類に絞ると重ねやすく、庫内が整います。
- 蓋だけ買い足せるかを見てください。別売りがあると長く使えます。
- 四角い形のほうが冷蔵庫の中で無駄が出ません。丸型は洗いやすい反面、場所を取ります。
使い方
- 熱いまま蓋をしないでください。水滴が落ちて傷みが早まります。粗熱を取ってからが基本です。
- 冷凍するときは八分目まで。中身は凍ると膨らむため、いっぱいに入れると蓋が開かなくなります。
- 日付と中身を書いたテープを貼ってください。作り置きは三日、冷凍は二週間から一か月が目安です。
お手入れ
- プラスチック製に色が移ったら、薄めた酸素系漂白剤に30分つけてから洗ってください。
- パッキンは外して洗い、完全に乾かしてから戻します。濡れたままだとにおいの元になります。
- 保管は蓋を外して重ねてください。密閉したままだとこもったにおいが取れなくなります。
講師への質問
- においが取れないときはどうすればいいですか
- 薄めた酸素系漂白剤に30分つけてから洗い、日の当たる場所で乾かしてください。それでも残るなら買い替えどきです。
- いくつそろえればいいですか
- 大中小を三つずつ、合わせて九個ほどが目安です。同じ形でそろえると重ねられ、庫内が整います。
- 冷凍から温めまで一つで済ませたいときはどうすればいいですか
- 耐熱ガラス製か、電子レンジ対応と明記されたプラスチック製を選んでください。ホーローとステンレスは使えません。