IH炊飯器|選び方・使い方・手入れ
毎日使うものですから、選ぶ基準を持っておくと長く付き合えます。IH炊飯器の仕組みと種類、選び方から手入れまで、台所で実際に困る点を中心にお話しします。
IH炊飯器とは
IH炊飯器は、電磁誘導で内釜そのものを発熱させて炊く方式の炊飯器です。釜全体が熱源になるため対流が起きやすく、加熱の切り替えも早いことから、粒立ちのよいご飯が炊きやすいのが特徴です。
種類と違い
- マイコン式 … 底のヒーターで加熱する方式で、価格は手ごろですが釜全体は熱くなりません。
- IH式 … 電磁誘導で釜全体を発熱させ、火力の切り替えが早く粒立ちがよくなります。
- 圧力IH式 … IHに加えて釜の中を加圧し、もちもちとした食感に寄せた炊き上がりになります。
- 可変圧力IH式 … 炊飯中に圧力を上下させ、米をかき混ぜるように対流を起こす方式です。
- 土鍋釜・鉄釜など内釜違い … 蓄熱性や重さが変わり、同じIHでも食感に差が出ます。
- 少人数向けの小容量IH … 3合炊きが中心で、置き場所を取らない形です。
選び方
- 容量は普段炊く量の1.5倍を選んでください。3合炊くなら5.5合炊きが余裕を持って使えます。
- 内釜の重さを店頭で持ってみてください。厚く重い釜は熱が回りやすい反面、洗うときの負担になります。
- 内ぶたと蒸気口が丸ごと外れて洗える機種を選んでください。ここが分解できないと毎日の手入れが続きません。
- 保温の時間を確認してください。長時間の保温を使う家庭なら、保温性能の記載を見比べる価値があります。
使い方
- 米は計量カップですりきり、水加減は内釜の目盛りに合わせてください。目盛りは平らな場所で目の高さから読みます。
- 洗った米は30分から1時間浸水させてください。浸水を省くと芯が残りやすくなります。
- 炊き上がったら10分蒸らし、しゃもじで底から切るように混ぜて余分な蒸気を逃がしてください。
お手入れ
- 内釜と内ぶた、蒸気口は毎回外して洗ってください。ご飯粒が残ったままだとにおいの元になります。
- 内釜のふっ素加工を守るため、金属のしゃもじや硬いスポンジは使わないでください。加工がはがれると焦げつきます。
- 本体の縁と底のたまり水は乾いた布でふいてください。月に一度、庫内を絞った布で拭くと清潔に保てます。
講師への質問
- IH式とマイコン式ではどちらを選べばいいですか
- 毎日3合以上炊くならIH式が向きます。少量を炊く、置き場所が限られるといった条件ならマイコン式でも十分に足ります。
- 内釜がはがれてきたときはどうすればいいですか
- 内釜だけを部品として取り寄せられる場合があります。購入した店か製造元に型番を伝えて問い合わせてください。
- 保温は何時間までにすればいいですか
- 12時間以内が目安です。それを超えるなら、炊き上がりを小分けにして冷凍し、食べる分だけ温め直すほうが味が保てます。