木のまな板|選び方・使い方・手入れ
包丁を受け止めたときの音と手ごたえが、樹脂の板とはまるで違います。木のまな板は刃当たりがやわらかく、包丁の切れが長持ちするのが利点です。材の違いと選び方、毎日の手入れをご案内します。
木のまな板とは
一枚板または貼り合わせた板を切る台として使う調理具です。刃が受け止められる感触がやわらかく包丁を傷めにくい一方、水分を吸うため使うたびの乾燥と、年に一度ほどの表面の削り直しが前提になります。
種類と違い
- {"name":"いちょう","note":"適度な弾力とやわらかさがあり、刃当たりが最もやさしい材です。"}
- {"name":"ひのき","note":"水はけがよく乾きが早い材で、香りが立ちます。値段も手に取りやすい範囲です。"}
- {"name":"ひば","note":"水に強く、しみが出にくい材です。やや硬めで重さがあります。"}
- {"name":"きり","note":"軽くて扱いやすく、乾きが早い材です。やわらかいぶん傷は付きやすくなります。"}
- {"name":"はぎ合わせ板","note":"細い材を貼り合わせたもので、反りにくく値段も抑えられます。"}
選び方
- 大きさは幅36cm、奥行24cm以上を目安にします。切った材料を端に寄せられる余白が要ります。
- 厚みは2〜3cmを選びます。薄いと反りやすく、厚すぎると重くて洗うのが億劫になります。
- 重さを持って確かめます。1.5kg前後だと安定と扱いやすさのつり合いが取れます。
- 木口(側面)の木目がまっすぐ通っているものを選びます。目が流れている板は反りが出やすい傾向です。
使い方
- 使う前に全体を水でぬらし、ふきんで拭きます。においと色の移りを防げます。
- 肉や魚を切ったら、そのつど洗います。野菜と同じ面で続けて切らないでください。
- 下に薄いふきんを敷くと滑りません。板が動くと切り口も手元も不安定になります。
お手入れ
- 洗うのはたわしと水が基本です。熱湯をいきなりかけると、たんぱく質が固まって落ちにくくなります。
- 洗ったら立てて風を通します。伏せて置くと乾かず、黒ずみのもとになります。
- 黒ずんできたら粗い紙やすりで表面を削るか、専門の店で削り直してもらいます。年に一度が目安です。
講師への質問
- 黒ずみが出たときはどうすればいいですか
- 粗塩をふってたわしでこすり、水で流してよく乾かします。それでも残る場合は240番ほどの紙やすりで表面を薄く削ってください。
- 反ってしまったときはどうすればいいですか
- 反った側を上にして、平らな場所で数日乾かします。片面ばかり使うと反りが出ますので、日ごとに面を替えて使うのが予防になります。
- 食器洗い機で洗ってもいいですか
- 避けてください。高温と長時間の乾燥で割れや反りが出ます。手洗いのうえ、立てて自然に乾かすのが確実です。