小鉢|選び方・使い方・手入れ
小鉢がひとつ増えるだけで、食卓は驚くほど整います。煮物やあえ物をきちんと納めてくれる小さな器で、素材ごとの違いと数のそろえ方を教室で話している通りにお伝えします。
小鉢とは
小鉢は、副菜を一人分ずつ盛るための直径九センチから十二センチほどの器です。深さがあるため汁気のあるおかずも扱え、主菜の皿と並べたときに高さの変化が生まれます。
種類と違い
- {"name":"陶器","note":"厚みがあって温かみが出る一方、水を吸うので乾かす手間が要ります。"}
- {"name":"磁器","note":"白くて薄く、色の濃い煮物でも染みが残りにくいです。"}
- {"name":"ガラス","note":"涼しげで、あえ物や酢の物を夏に映えさせます。"}
- {"name":"漆の器","note":"軽く口当たりがやわらかで、温かい和え物に向きます。"}
- {"name":"木の器","note":"熱が伝わりにくく、汁気の少ないおかずを気軽に盛れます。"}
選び方
- まず直径十センチ前後を四つそろえます。二人でも来客でも過不足なく回せる数です。
- 内側が白いものを一組持つと、煮物でも和え物でも色がきれいに出ます。
- 重ねたときの高さを確かめます。積んで八センチ以内なら食器棚の一段に収まります。
- 電子レンジと食器洗い機の可否を確認します。金や銀の縁のある器は電子レンジに向きません。
使い方
- 盛る量は器の七分目までにします。余白があると、少しの量でも整って見えます。
- 汁気のあるものは器を温めてから盛ると、食べ終わりまで冷めにくくなります。
- 高さのある料理は中央に寄せて盛ります。器のふちに触れさせないほうが清潔に見えます。
お手入れ
- 陶器は使う前に水にくぐらせます。においや色が染みこみにくくなります。
- 洗った後はしっかり乾かしてから重ねます。生乾きのまま積むと汚れの原因になります。
- 重ねる際は器の間に紙を一枚挟むと、高台の擦れを防げます。
講師への質問
- 小鉢は何個そろえればいいですか
- 四個を基本にし、来客が多いご家庭は六個までが扱いやすい数です。同じ形で色違いにすると重ねやすく、食卓も単調になりません。
- 煮物の色が器に残ったときはどうすればいいですか
- 薄めた酸素系の漂白剤に30分つけ、よくすすいで完全に乾かします。使う前に水にくぐらせておくと次から染みにくくなります。
- 洋風のおかずにも使えますか
- 使えます。白い磁器の小鉢はマリネや温かい豆料理にもよく合い、和洋のどちらにも渡せる一枚になります。