子ども包丁|選び方・使い方・手入れ
刃先が丸く、重さも小さな手に合わせてあるのが子ども包丁です。台所に立つ最初の一本として、切る楽しさと危なさの両方を落ち着いて教えられる道具になります。
子ども包丁とは
子どもが扱いやすいように、刃渡りと重さ、刃先の形を調整した包丁です。年齢の目安ごとに、刃をつけないものから通常の刃に近いものまで段階が分かれています。
種類と違い
- 刃なしタイプ:刃をつけず、押しつぶすように切ります。3〜5歳の練習向きです。
- 半刃タイプ:先端と刃元が丸く、中央だけ軽く刃がついています。6歳前後からが目安です。
- 本格タイプ:大人と同じ刃で、柄と刃渡りだけ小さく作られています。小学校高学年からが目安です。
- ステンレス製:さびにくく手入れが簡単で、家庭で最も扱いやすい素材です。
- セラミック製:軽くてよく切れますが、落とすと欠けやすい点に注意が必要です。
選び方
- 刃渡りは体格に合わせます。未就学児は9〜12cm、小学生は12〜15cmが目安です。
- 柄を握ったとき、指が余らず包み込める太さかを確かめてください。
- 刃元と峰に丸みがあるか、指が当たっても痛くないかを手で触って確認します。
- 重さは60〜120gが扱いやすい範囲です。軽すぎると余計な力が入り、かえって滑ります。
使い方
- まな板の下に濡れ布巾を敷き、動かない状態を作ってから握らせてください。
- 左手は指を丸めた猫の手にし、爪の背に刃を当てて位置を決めます。
- 上から押すのではなく、前に押し出しながら下ろす動きを最初に教えます。
お手入れ
- 使ったらすぐ洗い、乾いた布で水気を拭き取ってください。
- 食洗機で柄が傷むものがあります。表示を確かめてから使います。
- 刃なしタイプでも、刃先を上に向けて置かないことを習慣にしてください。
講師への質問
- 何歳から持たせればいいですか
- 刃なしタイプなら3歳前後から、刃のあるものは6歳前後が目安です。手を添えて一緒に握るところから始めてください。
- 切りやすい食材は何を選べばいいですか
- バナナやゆでたにんじん、きゅうりなど転がらないものからです。丸い野菜は大人が先に半分に切っておきます。
- 危ないと感じたときはどうすればいいですか
- その場で手を止めさせ、包丁を置かせてください。叱るより、まな板の高さと立ち位置を直すほうが早く解決します。