コーヒー豆の保存容器|選び方・使い方・手入れ
買った日の香りをどれだけ引き延ばせるかは、器で決まります。コーヒー豆の保存容器は空気と光と湿気を遮る役目を担い、素材ごとに得意が違います。選び方と使い方をお伝えします。
コーヒー豆の保存容器とは
焙煎した豆や粉を、空気と湿気から守って保存するための容器です。密閉の方式に何種類かあります。豆は焙煎後も少しずつ変化しますので、容器の役目は香りの目減りを遅らせることにあります。
種類と違い
- 金属製のキャニスターは光を通さず、香りを保つ力が高いのが特徴です。
- ガラス製は中身が見えて扱いやすい反面、光を通すため置き場所を選びます。
- 陶器製は光を遮り見た目も落ち着きますが、残量が分かりません。
- 弁が付いたタイプは焙煎後に出るガスを逃がし、内圧が上がりません。
- 真空引きができるタイプは空気を抜けるため、長めに保存したいときに向きます。
- 密閉できる保存袋は場所を取らず、小分け冷凍に向いています。
選び方
- 使う量に合わせます。二週間で飲みきる量が入る大きさが扱いやすい目安です。
- 密閉の方式を見ます。ふたにゴムの輪があるか、留め具で締まるかを確かめてください。
- 光を通さない素材かどうかを確認します。ガラスなら戸棚に入れる前提で選びます。
- 口の広さも大事です。スプーンが入り、洗いやすい形が長く使えます。
使い方
- 豆のまま入れます。粉は表面積が広く、香りが早く抜けます。
- 詰めたら口元を拭いてから閉めます。粉が挟まると密閉できません。
- 置き場所は湿気と熱を避けた戸棚の中です。コンロの近くは向きません。
お手入れ
- 使うたびに残った粉を払い、月に一度は洗って完全に乾かします。
- ゴムの輪は外して洗い、乾いてから戻すと臭いが残りません。
- 洗剤の香りが移りやすいので、すすぎは念入りにしてください。
講師への質問
- 冷凍庫で保存してもいいですか
- 小分けにして密閉すれば可能です。ただし出し入れのたびに結露しますので、使う分だけ取り出し、残りはすぐ戻してください。常温に戻してから開けるのがこつです。
- どのくらいの期間保存できますか
- 豆のままで焙煎から2〜3週間、粉なら1週間ほどが香りを楽しめる目安です。容器を替えても、この目安が大きく延びるわけではありません。
- 容器に臭いが残ったときはどうすればいいですか
- 重曹を溶かしたぬるま湯に30分つけ、よくすすいで半日乾かしてください。ゴムの輪は外して同じように洗います。