美濃焼|選び方・使い方・手入れ
手に取ったときの重さと縁のあたりで、料理の見え方まで変わります。美濃焼は岐阜県の東濃地方で作られてきた焼き物の総称で、日常づかいの器から茶わんまで幅の広さが持ち味です。
美濃焼とは
美濃焼は、岐阜県の東濃地方で作られる陶磁器の総称です。決まった様式が一つあるわけではなく、白い磁器から釉薬の厚い陶器まで、種類の幅が広いのが特徴です。
種類と違い
- {"name":"志野","note":"白く厚い釉薬に細かい貫入が入り、素朴な表情が出ます。"}
- {"name":"織部","note":"緑の釉薬を部分的にかけたもので、和洋どちらの料理にも合います。"}
- {"name":"黄瀬戸","note":"淡い黄色の落ち着いた釉調で、煮物や和え物が映えます。"}
- {"name":"瀬戸黒","note":"深い黒の器で、白い料理との対比がはっきり出ます。"}
- {"name":"粉引","note":"白い化粧土をかけた器で、やわらかい白さが持ち味です。"}
- {"name":"日常づかいの白磁","note":"薄手で軽く、電子レンジや食洗機に対応するものが多くあります。"}
選び方
- 使う料理を決めてから形を選びます。汁気のある煮物なら深さ4cm以上の鉢が使いやすくなります。
- 手に持って重さを確かめます。毎日使う茶わんは軽いほうが疲れません。
- 電子レンジと食洗機に対応するかを表示で確かめます。陶器は使えないものもあります。
- 縁の厚みを見ます。薄い縁は口当たりがよく、厚い縁は欠けにくい作りです。
使い方
- 使い始めに、貫入のある陶器は米のとぎ汁で20分弱火で煮ると汚れが染みにくくなります。
- 熱い料理を盛る前に、器を湯で温めておくと料理が冷めません。
- 重ねて置くときは間に紙を挟みます。釉薬どうしがこすれると傷になります。
お手入れ
- 使ったらすぐ洗います。陶器は水を吸うので、色の濃い料理を長く置きません。
- 洗ったあとは一日置いて完全に乾かします。生乾きのまましまうとにおいが出ます。
- 金属たわしと漂白剤は避けます。表面の釉薬を傷めます。
講師への質問
- 貫入に色が入ってしまったときはどうすればいいですか
- 薄めた酸素系の漂白剤に30分浸けて洗い、よく乾かします。落ちきらない色は使ううちの味と考えるのも一つです。
- 器をそろえるときはどうすればいいですか
- 取り皿と飯わんから始めます。同じ色調で大きさ違いを三つ持つと、献立が変わっても組み合わせが利きます。
- 電子レンジで使いたいときはどうすればいいですか
- 表示を確かめます。金彩や銀彩のある器は使えません。急な加熱は割れのもとなので、短い時間で様子を見ます。