スキレット|選び方・使い方・手入れ
そのまま食卓に出せて、しかも肉の焼き色が違う。スキレットは厚い鋳鉄でできた小さなフライパンです。種類の違いと選び方、はじめの手入れから日々の扱いまで、教室で伝えている順にお話しします。
スキレットとは
鋳鉄でできた厚手のフライパンです。蓄熱性が高く、食材を入れても温度が下がりにくいので、肉の表面を一気に焼き固めるのに向いています。熱いまま卓に運べるため、器としても使えます。
種類と違い
- 6インチ(直径15cm前後):一人分の目玉焼きやアヒージョに向きます
- 8インチ(直径20cm前後):家庭でいちばん使いやすい大きさで、二人分の肉が焼けます
- 10インチ以上(直径25cm前後):家族分の料理が作れますが、重くて扱いに力が要ります
- ふた付きのもの:蒸し焼きやパン焼きまで守備範囲が広がります
- 取っ手が外れるタイプ:オーブンや収納で場所を取りません
- 焼き慣らし済みのもの:買ってすぐ使え、はじめての方に向きます
選び方
- 結論から言うと、最初の一枚は8インチにしてください。重さと容量の釣り合いがいちばん取れています。
- 持ち上げてみて、片手で扱えるかを確かめてください。1.5kgを超えると日常使いが億劫になります。
- 内側がざらついていないものを選びます。表面がなめらかなほど、こびりつきにくくなります。
- 使うコンロに合うか確かめてください。IHの場合は対応の記載を必ず見ます。
使い方
- 空焼きで3分ほど予熱してから油をひきます。冷たいまま食材を入れるとくっつきます。
- 食材を入れたら動かさず、焼き色がつくまで待ちます。自然に離れるのが焼けた合図です。
- オーブンにそのまま入れられます。肉を表面だけ焼いてから、200度で中心まで火を通す使い方が便利です。
お手入れ
- 使い終わったら熱いうちにお湯とたわしで洗います。洗剤は油の膜を落とすので控えめに。
- 洗ったらすぐ火にかけて水気を飛ばし、薄く油を塗ってからしまいます。さびの原因は水分です。
- 焦げつきがひどいときは、水を入れて2分沸かしてからこそげ落としてください。金属のへらでも構いません。
講師への質問
- さびてしまったときはどうすればいいですか
- たわしでさびを落とし、洗ってから空焼きして水気を飛ばします。薄く油を塗って弱火で5分焼けば、また使えます。
- 食材がくっついてしまうときはどうすればいいですか
- 予熱が足りません。油を落として煙が細く上がるまで熱してから食材を入れ、焼き色がつくまで動かさないでください。