卵焼き器|選び方・使い方・手入れ
卵焼き器がひとつあると、朝の一品がぐっと楽になります。四角い形と浅い深さが巻く動作を助けてくれる道具で、素材ごとの違いと火加減の合わせ方をお話しします。
卵焼き器とは
卵焼き器は、卵を巻いて四角く仕上げるための浅い角形フライパンです。角があることで折り返しの位置が決まり、形がそろいます。
種類と違い
- {"name":"銅製","note":"熱が横に広がりやすく、弱めの火でもむらなく焼けます。"}
- {"name":"鉄製","note":"高い温度で焼き色をつけやすく、使うほど油がなじみます。"}
- {"name":"アルミにふっ素樹脂加工","note":"軽くてくっつきにくく、はじめての一本に向きます。"}
- {"name":"関東型(長方形)","note":"縦に長く、巻き数を増やして厚く仕上げられます。"}
- {"name":"関西型(正方形に近い)","note":"幅が広く、だし巻きのように水分の多い卵液を扱いやすいです。"}
選び方
- 作る量から決めます。卵二個なら幅十三センチ、三個から四個なら幅十五センチが目安です。
- 重さを持ち比べます。片手で返す道具なので、六百グラムを超えると手首が疲れます。
- ご家庭の熱源を確認します。電磁調理器を使うなら底が平らで対応表示のあるものを選びます。
- 取っ手の角度を見ます。まっすぐ伸びたものより、やや上向きのほうが返しやすいです。
使い方
- 使う前に中火で一分温め、油を含ませたキッチンペーパーで全体をなでます。卵液が張りつきません。
- 卵液は三回から四回に分け、そのつど弱めの中火で表面が半分固まってから巻きます。
- 巻き終わりを下にして十秒押さえます。合わせ目が閉じ、切ったときに崩れません。
お手入れ
- 鉄と銅は洗剤を控え、湯とたわしで洗って火にかけ、水気を飛ばしてから薄く油を塗ります。
- ふっ素樹脂加工は空焼きをしません。金属のへらも避け、木か樹脂の道具を使います。
- 重ねて収納するときは布を一枚挟みます。角の傷が焦げつきの始まりになります。
講師への質問
- 卵がくっついてしまうときはどうすればいいですか
- 温めが足りない場合がほとんどです。油を引いた面に卵液を一滴落とし、すっと固まる温度になってから流します。
- だし巻きがうまく巻けないときはどうすればいいですか
- だしを卵三個に対して大さじ三までに抑え、火を弱めて一回の量を少なくすると、ふちが固まって巻きやすくなります。
- 鉄の卵焼き器が錆びたらどうすればいいですか
- たわしで錆を落とし、中火で三分から煙が出るまで空焼きしてから油をなじませます。以後は洗ったらすぐ火にかけます。