あんかけスパゲッティ|特徴・食べ方・由来
太めの麺を油で焼き付け、こしょうの効いたとろみのあるソースをかけたのがあんかけスパゲッティです。名古屋で親しまれてきたこの一皿の組み立てと、家庭での近づけ方を見ていきます。
あんかけスパゲッティとは
あんかけスパゲッティは、2mmを超える太めのスパゲッティを一度ゆでてから油で焼き付け、とろみのある濃いソースをかけた料理です。愛知県名古屋市の喫茶店や洋食店で広まった食べ方で、黒こしょうの強さと、ウインナーやピーマンといった具の組み合わせが特徴とされています。
特徴
- 麺は太めで、ゆでたあと油で炒めて表面を香ばしくします。
- ソースはトマトと肉の旨みに黒こしょうを強く効かせ、片栗粉でとろみをつけます。
- 具の組み合わせで呼び名が変わり、ウインナーと野菜、揚げ物と野菜など複数の型があります。
食べ方・楽しみ方
- 熱いうちにいただきます。冷めるととろみがかたくなります。
- 粉チーズや追いこしょう、辛味のあるソースを途中で足して味を変えます。
- 具を足せる店が多いので、一皿で満足したいときは肉と野菜を組み合わせます。
家で楽しむなら
家では2.2mm前後の太めのスパゲッティを表示より1分長くゆで、ざるにあげて油をからめ30分ほど置くと、店の食感に近づきます。ソースはトマトケチャップと中濃ソース、鶏がらスープを煮て、水溶き片栗粉でとろみをつけます。ナポリタン、鉄板ナポリタン、焼きうどんも同じ焼き付ける考え方で作れます。
由来
戦後に洋食と喫茶の文化が交わるなかで、名古屋の店で工夫されて広まったと伝えられています。とろみのあるソースは冷めにくく、忙しい昼どきに向いていたことも定着の理由と言われています。
講師への質問
- 麺はどれを選べばいいですか
- 2.0〜2.2mmの太めを選んでください。細い麺ではソースに負けます。手に入らないときは1.8mmを1分長くゆでて代えます。
- とろみがゆるいときはどうすればいいですか
- 水溶き片栗粉を小さじ1ずつ足し、そのつど中火で1分煮てください。一度に入れるとだまになります。
- こしょうはどれくらい入れればいいですか
- 4人分で小さじ1が目安です。粗びきを使い、仕上げにもうひとふりすると香りが立ちます。