ぼっかけ焼きそば|特徴・食べ方・由来
牛すじとこんにゃくを甘辛く煮た具を合わせたぼっかけ焼きそばは、神戸の下町で親しまれてきた一皿です。こくのある具とソースの重なり方、家での再現のこつをご紹介します。
ぼっかけ焼きそばとは
結論から言えば、ぼっかけ焼きそばは牛すじとこんにゃくを甘辛く煮込んだ「ぼっかけ」を具にした焼きそばです。兵庫県神戸市の長田あたりで広まった食べ方で、名前は具をごはんや麺にぶっかけて食べたところから来ていると伝えられます。ソースの塩気に、煮込みの甘辛さと牛すじの脂が重なるのが持ち味です。
特徴
- 牛すじとこんにゃくを甘辛く長く煮た具が主役になります。
- ソースだけの焼きそばより味が濃く、こくが深いのが特徴です。
- 具の煮汁が麺にからむため、しっとりした食感に仕上がります。
食べ方・楽しみ方
- そのまま一口食べたあと、青のりと紅しょうがを混ぜて味を変えてください。
- 熱いうちに食べ切るのが基本です。冷めると牛すじの脂が固まります。
- 卵を添えるなら中心まで火を通した目玉焼きをのせてください。
家で楽しむなら
家で作るなら、まず牛すじを下ゆでしてから甘辛く煮込むところが要になります。前日に具を作っておけば、当日は麺を焼いて合わせるだけで仕上がります。あわせて作りやすいのは、牛すじの煮込み、ソース焼きそば、こんにゃくの甘辛煮の三品です。
由来
工場や商店の集まる下町で、安く手に入る牛すじを長く煮込んで食べる習慣から生まれたと伝えられます。もとはごはんにかける惣菜で、それを焼きそばに合わせる食べ方が後から広まりました。
講師への質問
- 牛すじがかたく仕上がってしまうときはどうすればいいですか
- 下ゆで後に弱火で九十分以上煮込んでください。途中で調味料を入れず、やわらかくなってから味をつけるのがこつです。
- 具を作る時間がないときはどうすればいいですか
- 牛こま肉としらたきを甘辛く十分煮て代用してください。こくは控えめですが、味の方向は近づきます。
- 味が濃くなりすぎるときはどうすればいいですか
- ソースを控えめにし、具の煮汁で味を補ってください。具そのものにしっかり味がついています。