稲庭うどん|特徴・食べ方・由来
細く平たい麺のなめらかさで知られるのが稲庭うどんです。秋田県で受け継がれてきた手延べの特徴と、ゆで方ひとつで大きく変わる食べ方、家庭で楽しむ組み立てをご紹介します。
稲庭うどんとは
稲庭うどんは、秋田県南部の稲庭地方で作られてきた手延べのうどんです。生地に油を使わず、手で練り、細く延ばして陰干しするため、断面がやや平たく、つるりとした喉ごしが生まれます。乾麺として流通することが多く、家庭でも扱いやすいうどんです。
特徴
- 麺は細めで平たく、口当たりがなめらかです。太いうどんのような噛みごたえとは別の魅力があります。
- 手で延ばす工程で生地に細かい空洞ができ、つゆがよくからみます。
- 乾麺でありながらゆで時間が2〜4分と短く、思い立ってすぐ作れます。
食べ方・楽しみ方
- 冷たくして麺の喉ごしを味わうのが基本です。ゆでたあと氷水でしっかり締めます。
- 温かい汁でいただくときは、麺を別ゆでしてから汁に入れます。汁で煮るとなめらかさが失われます。
- つゆはかつおだしのきいたものが定番ですが、ごまだれもよく合います。薬味はねぎとわさびが基本です。
家で楽しむなら
家では、たっぷりの湯でゆでることがいちばんの近道です。麺100gに対して水1リットルを用意し、ゆで上げたらすぐ冷水で表面のぬめりを洗い落とすと、本来の喉ごしが出ます。あわせて楽しみたいのは、ざるうどん、きつねうどん、鍋の締めのうどんです。
由来
江戸時代に稲庭の地で作り方が伝えられ、限られた家で技が受け継がれてきたと言われています。長く一般に出回らない品でしたが、後に作り手が増え、贈り物としても知られる存在になりました。
講師への質問
- ゆですぎてしまいます。どうすればいいですか
- 袋の表示より30秒短くゆで、味を見て決めてください。細い麺なので、湯から上げたあとも余熱で少し進みます。
- 温かいうどんにするときの注意はありますか
- 麺は必ず別ゆでにして、器で汁と合わせてください。汁で煮るとぬめりが出て、汁が濁ります。
- つゆは何を合わせればいいですか
- かつおだしのつゆが基本です。ごまだれも定番で、練りごま大さじ2をめんつゆ100mlでのばすと家庭でも作れます。