新潟のイタリアン|特徴・食べ方・由来
皿に盛られた太い焼きそばに、赤いソースがたっぷり。新潟のイタリアンは名前から想像する料理とはまるで違う、県内で長く親しまれてきた軽食です。その正体と食べ方、家での再現の道筋をたどります。
新潟のイタリアンとは
新潟のイタリアンは、太めの中華麺をキャベツやもやしと炒め、その上からトマト味のソースをかけた軽食です。パスタ料理ではなく、下は焼きそば、上はミートソースという二層の構成になっています。フォークで食べる持ち帰り向けの一皿として、新潟市を中心に定着してきました。
特徴
- 麺は焼きそば用より太く、もちっとした歯ざわりがあります。ソースの重さに負けない太さが選ばれています。
- ソースはトマトとひき肉を煮た甘みのあるタイプで、辛さはほとんどありません。子どもから年配の方まで食べやすい味付けです。
- 値段が手頃で量もほどよく、軽い昼食やおやつの位置づけで食べられてきました。
食べ方・楽しみ方
- 混ぜずに、上のソースと下の麺を一緒にすくって食べます。混ぜてしまうと二層の対比が消えます。
- からしや粉チーズ、タバスコ風の辛味を少し足すと、甘めのソースが引き締まります。
- 冷めると麺が固まりやすいので、受け取ったら10分以内に食べ始めるのが目安です。
家で楽しむなら
家で作るなら、焼きそば用の太麺をキャベツともやしで炒め、塩こしょうだけで下味を付けます。その上に、ひき肉と玉ねぎをトマト缶で15分煮た甘めのソースをかければ、雰囲気はかなり近づきます。合わせて覚えておくと役立つのが、ミートソース、焼きそば、キャベツの塩炒めの三つです。
由来
昭和30年代の新潟市で、店頭の軽食として売り出されたのが始まりと言われています。当時めずらしかった洋風のソースを、なじみのある焼きそばに重ねた工夫が受け入れられ、県内の定番として残りました。
講師への質問
- パスタのイタリアンとどう区別すればいいですか
- 土台が中華麺の焼きそばかどうかで見分けます。新潟のイタリアンは麺を炒めてからソースをかける二層の形です。
- 家で麺が手に入らないときはどうすればいいですか
- 太めの焼きそば麺か、中華麺の太麺で代用できます。ゆでてから水気を切り、油をまとわせて炒めてください。
- ソースを作り置きするにはどうすればいいですか
- ミートソースを多めに煮て、小分けで冷凍します。3週間が目安で、食べる分だけ温めれば手早く用意できます。