札幌のご飯|特徴・食べ方・由来
札幌のご飯は、海の幸と畑の恵みが一年を通して同じ卓に並ぶところが強みです。冬の厳しさが生んだ温かい料理も多くあります。街での食べ歩き方と、家で作れる料理をご案内します。
札幌のご飯とは
札幌のご飯とは、北海道札幌市で親しまれている食事のことです。石狩湾に近く、周囲に広い農地を抱える街のため、魚介と乳製品、じゃがいもや玉ねぎが日常の食材として並びます。寒さの厳しい土地柄から、味噌を使った温かい麺類や鍋物が根付いているのも特徴です。
特徴
- 魚介と乳製品が同じ献立に自然に同居します。バターやとうもろこしをのせた味噌の麺類がその代表です。
- 冬に体を温める料理が発達しており、味噌仕立ての汁物や鍋、羊肉を焼く料理が卓に上がります。
- じゃがいも、玉ねぎ、とうもろこし、かぼちゃといった畑の作物が主役になれる強さを持っています。
食べ方・楽しみ方
- 味噌の麺類は、器が熱いうちに具ごと混ぜてから食べ始めます。上にのった脂が冷めを防いでいるので、冷めにくい代わりに口をやけどしないよう気を付けてください。
- 羊肉を焼く料理は、野菜を先に鍋の周りに置いてから肉を焼きます。肉は必ず中心まで火を通してから取ってください。
- 冬の海鮮は、旬の魚を店の方に聞いて頼むのがいちばん確かです。壁の手書きの品書きに答えが出ています。
家で楽しむなら
家で再現するなら、味噌の使い方から入るのが近道です。味噌を油で軽く炒めてからスープに溶かすと、あのこくのある香りが出ます。味噌ラーメン、じゃがバター、鮭のちゃんちゃん焼きのあたりが取り入れやすい料理です。
由来
札幌の食は、開拓の時代に各地から移り住んだ人々の調理法と、寒冷地でよく育つ作物や周辺の海の幸が組み合わさって形になりました。乳製品や羊肉といった当時新しく取り入れられた食材が、時間をかけて土地の日常食に落ち着いています。
講師への質問
- 限られた滞在で何を食べればいいですか
- 麺類を一杯、海鮮を一食、畑の作物を使った一皿の三つに絞ってください。欲張るより、それぞれをよい店で味わうほうが記憶に残ります。
- 冬に行くときはどうすればいいですか
- 温かい麺類と鍋物を軸に組みます。店の入口が雪で分かりにくいこともあるので、場所を先に確かめておくと迷いません。
- 土産に食材を買うときはどうすればいいですか
- 常温で持ち帰れる乳製品の加工品や、乾物が向きます。生の魚介は保冷の梱包を頼むか、宅配便を使ってください。