高井田ラーメン|特徴・食べ方・由来
真っ黒なスープに極太のストレート麺が沈む高井田ラーメンは、見た目の濃さと裏腹にすっきりした後口が身上です。大阪の東部で働く人たちの昼を長く支えてきた、飾らない一杯をご紹介します。
高井田ラーメンとは
高井田ラーメンは、大阪府東大阪市の高井田周辺で親しまれてきた中華そばです。濃口醤油をきかせた黒いスープに、うどんのように太いストレート麺を合わせるのが決まりごとになっています。具は刻みねぎとチャーシュー、メンマといった簡素な組み合わせが基本です。
特徴
- スープの色は濃口醤油によるもので、口に含むと塩気の角が立たず、だしの甘みが後から来ます。
- 麺は直径2mmを超える太いストレート麺で、かむ力のある歯ごたえが持ち味です。
- 鶏がらと昆布を中心にした澄んだだしで、脂は控えめに仕立てられます。
食べ方・楽しみ方
- まずスープをひと口飲んでから麺に移ると、色の濃さと味の穏やかさの差がよく分かります。
- 麺が太いぶんのびにくいので、慌てずゆっくりいただいて構いません。
- 卓上のこしょうを少しふると、醤油の香りが立ち上がって印象が変わります。
家で楽しむなら
家で近づけるなら、鶏がらスープに濃口醤油を多めに合わせ、太めの中華麺を選ぶところから始めてください。麺は表示より少し長めにゆで、しっかりした歯ごたえを残すと雰囲気が出ます。同じ流れで、チャーシュー、煮玉子、メンマを用意しておくと一杯が締まります。
由来
戦後、大阪東部の工場や倉庫で働く人たちの昼食として広まったといわれています。手早く出せて腹持ちのよい形を求めた結果、濃い醤油と太い麺の組み合わせが定着したと伝えられます。
講師への質問
- スープが黒いのは塩辛いからですか
- 色の濃さは濃口醤油によるもので、塩気そのものは強すぎません。だしの甘みが利いているため、飲み進めても重くならない仕立てです。
- 家で麺を選ぶときはどうすればいいですか
- 太麺やうどん風と表示された中華麺を選んでください。細麺ではスープの濃さに負けてしまい、あの歯ごたえが出ません。