干し芋|手順と時間の目安
日に当てるたびに色が濃くなり、甘みが増していくのが干し芋の面白いところです。蒸し方から干す日数の見きわめ、白い粉の正体まで、家のベランダでできる作り方の手順をご案内します。
90分目安時間
なぜ・いつ必要か
さつまいもは蒸してから干すと水分が抜け、でんぷんが糖に変わって甘みが濃くなります。収穫から二か月ほど置いたいもが手に入り、空気が乾いて気温の低い秋の終わりから冬が作りどきです。
用意するもの
- 蒸し器または深めの鍋
- 竹串
- 平ざるまたは干し網
- 清潔な布巾
手順
さつまいもを洗い、皮つきのまま蒸し器に並べます。
理由: 皮つきのままだと形が崩れません。
強めの中火で50〜60分、竹串がすっと通るまで蒸します。
理由: 蒸し足りないと、干す途中で中心が固くなります。
熱いうちに皮をむき、粗熱を10分取ります。
理由: 冷めると皮が身にはりつき、厚くむけてしまいます。
繊維に沿って1cm厚さに切りそろえます。
理由: 厚みがそろうと乾き方が均一になります。
重ならないよう平ざるに並べ、風通しのよい日なたで3〜5日干します。
理由: 重なった部分だけ乾かず、傷みの元になります。
夕方は室内に取り込み、朝また出します。押して弾力が残る状態で仕上がりです。
理由: 夜露に当てると水分が戻ってしまいます。
よくある失敗
- 蒸し足りないまま干して、中心が固いまま残ってしまう。
- 厚く切りすぎて、表面だけ乾き中が湿ったままになる。
- 夜も外に出しっぱなしにして、湿気を吸わせて傷ませる。
活用できる料理・場面
- そのままおやつに
- 軽く焼いて温かいうちに
- 刻んで蒸しパンの具に
- バターで焼いて肉料理の付け合わせに
講師への質問
- 白い粉がついたときはどうすればいいですか
- そのままいただけます。いもの糖分が表面に出たもので、寒い時期に低い温度で置くと出やすくなります。
- 天気が悪くて干せないときはどうすればいいですか
- 室内で扇風機の風を弱く当て、日数を1〜2日延ばしてください。食品乾燥機なら60度で8時間が目安です。
- 保存はどうすればいいですか
- よく乾いたものを密閉袋に入れ、冷蔵2週間、冷凍2か月が目安です。表面が湿ったものは早めに食べ切ります。