ホットミルク|種類と淹れ方のコツ
夜、静かな台所で湯気の立つカップを両手で持つ時間は、それだけで一日の締めくくりになります。ホットミルクは温めるだけと思われがちですが、作り方の細かな加減で口当たりが変わります。膜を張らせず、甘みを引き出す温度をお伝えします。
ホットミルクとは
牛乳を飲みごろまで温めた、もっとも簡単な温かい飲み物です。沸騰させずに六十度台で止めるのが要で、そこを越えると独特の匂いが立ち、表面に膜が張ります。
種類
- そのまま温めただけのプレーン
- はちみつを溶かした甘口
- きな粉を溶いた香ばしいもの
- しょうがのすりおろしを効かせたもの
- 少量のコーヒーを加えたもの
- 抹茶を溶いた和風
- シナモンを振った洋風
- 豆乳と半々にした軽いもの
家での淹れ方・作り方
牛乳200mlを小鍋に注ぎ、弱めの中火にかけます。
理由: 電子レンジより鍋のほうが温度を見極めやすく、味も穏やかになります。
鍋底からゴムべらで静かに混ぜ続けます。
理由: 混ぜることで鍋底の焦げつきと膜の発生を同時に防げます。
鍋肌に細かい泡が出て、湯気が立ったところで火を止めます。
理由: 六十度前後が飲みごろで、沸騰させると甘みが薄れます。
甘みを加えるなら火を止めてからはちみつ小さじ1を溶かします。
理由: 加熱後に入れたほうが香りが残ります。
温めておいたカップに静かに注ぎます。
理由: 冷たいカップだと注いだ瞬間に十度近く下がります。
好みでシナモンやきな粉をひと振りします。
理由: 香りが立つと、砂糖を足さなくても満足感が出ます。
相性のよい食べ物
- トーストやバターロール
- ビスケットやクッキー
- 蒸したさつまいも
- カステラや素朴な焼き菓子
コツ
- 膜を張らせないこつは、混ぜ続けることと沸騰させないことの二つです。混ぜる手を止めた瞬間に膜ができ始めます。
- 電子レンジを使うなら600Wで1分30秒を上限にし、途中で一度取り出して混ぜてください。一気に加熱すると突然沸き上がることがあります。
- 甘みを足すならはちみつか砂糖を小さじ1から。少量でも温かい飲み物では甘さをはっきり感じます。
講師への質問
- 表面に膜が張る時はどうすればいいですか
- 温めている間ずっとゴムべらで混ぜ続けてください。それでも張った膜は取り除いて構いませんし、混ぜ込んでも害はありません。
- 電子レンジで吹きこぼれる時はどうすればいいですか
- 深めのマグに八分目まで、600Wで1分30秒を上限にします。途中で一度取り出して混ぜると、突然沸き上がるのを防げます。
- 一歳未満の子どもに出す時はどうすればいいですか
- はちみつは一歳未満のお子さんには使わないでください。甘みが要る場合は砂糖に替え、温度も人肌まで下げてから出します。