ふきのとうの天ぷら|レシピと作り方のコツ
衣の中から立ちのぼる香りと、ほろ苦さが春そのものです。ふきのとうの天ぷらは、開き方と衣の薄さで仕上がりが変わります。あくの抜き方と、揚げ油の温度をていねいにお伝えします。
先生の一言
- 衣が厚くなった → 粉と水の比が濃すぎます。冷水を大さじ1足して、さらりとした濃さにしてください。
- べたつく → 油の温度が低いか、入れすぎです。170度を保ち、鍋の面積の半分までにとどめてください。
- 苦すぎる → さらす時間が足りません。5分を10分に延ばし、水気をよく拭いてから揚げてください。
25分調理時間の目安
3人分分量
ふつう難しさ
材料(3人分)
- ふきのとう12個(120g)外側の汚れた葉を1〜2枚取り、根元を薄く切る
- 薄力粉60g衣用。ふるっておく
- 冷水90ml氷を入れて冷やしておく
- 卵1/2個(25g)冷水と溶き合わせて使う
- 打ち粉用の薄力粉大さじ2揚げる前に薄くまぶす
- 揚げ油適量(鍋底から3cm)菜種油か米油が香りを邪魔しない
- 塩小さじ1/2抹茶塩にしてもよい
- 大根おろし100g水気を軽くきって添える
作り方
ふきのとうは根元を薄く切り、外葉を1〜2枚外して水に5分さらします。
理由: 軽くさらすと苦みの角が取れます。
水気をペーパーでしっかり拭き、つぼみを指で少し開きます。
理由: 開くと衣がからみ、火の通りもよくなります。
ボウルに卵と冷水を混ぜ、薄力粉を加えて箸で大きく5回混ぜます。
理由: 混ぜすぎると粘りが出て衣が重くなります。
ふきのとうに打ち粉を薄くまぶし、余分を落とします。
理由: 打ち粉が衣の接着になります。
170度の油に衣をくぐらせて入れ、1分半揚げます。
理由: 温度が低いと衣が油を吸って重くなります。
裏返して1分揚げ、泡が小さくなったら引き上げます。
理由: 泡の変化が水分の抜けた合図です。
油をきって器に盛り、塩と大根おろしを添えます。
理由: 熱いうちに塩をふると味がのります。
保存と温め直し
| 冷蔵 | 揚げたてが身上です。残った場合は冷蔵で1日が目安です。 |
|---|---|
| 冷凍 | 冷凍には向きません。衣が水を含んでしまいます。 |
| 温め直し | オーブントースターで3分焼くと衣がさくりと戻ります。電子レンジは衣がしんなりするため避けてください。 |
アレンジ
- 衣に青のりを小さじ1混ぜて磯の香りを添える
- たらの芽やうどと一緒に盛り合わせて山菜の天ぷらにする
- 塩の代わりに天つゆと大根おろしで食べる
ふきのとうには食物繊維を含みます。揚げ物のため、食べる量は一人4個程度が目安です。
講師への質問
- あく抜きはどこまですればいいですか
- 天ぷらなら水に5分さらす程度で十分です。長くさらすと香りまで抜けてしまいます。苦みが苦手な方だけ10分にしてください。
- 油の温度計がないときはどうすればいいですか
- 衣を数滴落とし、途中まで沈んですぐ浮き上がれば170度前後です。すぐ浮くなら高すぎ、底に沈むなら低すぎます。
- 揚げ油は何を選べばいいですか
- 香りの弱い菜種油か米油が向きます。ごま油を使うと香りが強く、ふきのとう本来の香りが隠れてしまいます。