手作りクッキー|レシピと作り方のコツ
焼いている間じゅう台所がバターの香りに包まれる、それが手作りクッキーのいちばんのごちそうです。型抜きの基本の作り方を、生地の休ませ方から焼き上がりの見極めまで順にご案内します。
先生の一言
- 焼いたら大きく広がった → バターがゆるすぎるか、混ぜて空気を入れすぎています。冷蔵で休ませる時間を90分に延ばしてください。
- 固くて歯が立たない → 粉を混ぜすぎています。粉気が消えた時点で手を止め、生地は押さえつけずにまとめてください。
- 焼き色がまだらになる → 生地の厚みが不ぞろいです。麺棒の両脇に5mmの角材を置いて、同じ厚さにのばしてください。
60分調理時間の目安
4人分(約24枚)分量
ふつう難しさ
材料(4人分(約24枚))
- 無塩バター100g室温に戻し、指で押せる固さにする
- 粉砂糖60gふるっておく。グラニュー糖より口当たりが軽い
- 卵黄1個分室温に戻す。冷たいと分離する
- 薄力粉180g2回ふるう
- アーモンドプードル20g薄力粉と一緒にふるう。なければ薄力粉を同量足す
- 塩ひとつまみ粉と一緒に混ぜる
- バニラオイル2〜3滴卵黄と一緒に加える
- 打ち粉用の薄力粉適量台と麺棒に薄くふる
作り方
室温に戻したバターをゴムべらで練り、粉砂糖を2回に分けて加え、白っぽくなるまで2分すり混ぜます。
理由: 空気を含ませすぎないのがこつです。泡立てると焼いたときに広がります。
卵黄とバニラオイルを加え、なじむまで30秒混ぜます。
理由: 卵黄が冷たいと分離するので、必ず室温に戻しておきます。
ふるった薄力粉、アーモンドプードル、塩を一度に加え、切るように混ぜて粉気が消えたら止めます。
理由: 練るとグルテンが出て固い焼き上がりになります。混ぜるのは20回までが目安です。
生地をラップで平たく包み、冷蔵庫で60分休ませます。
理由: バターが締まり、型で抜いたときに角が崩れなくなります。
打ち粉をした台で厚さ5mmにのばし、型で抜いて天板に2cm間隔で並べます。
理由: 厚さをそろえると焼きむらが出ません。5mmより薄いと焦げやすくなります。
170度に予熱したオーブンで15〜17分、縁がうっすら色付くまで焼きます。
理由: 中央がまだ白くても、余熱で火が通ります。焼きすぎると苦みが出ます。
天板にのせたまま5分置き、網に移して完全に冷まします。
理由: 熱いうちは柔らかく崩れます。冷める過程でさくっとした食感になります。
保存と温め直し
| 冷蔵 | 完全に冷ましてから乾燥剤と一緒に密閉容器へ入れ、常温で5日が目安です。冷蔵は湿気るため向きません。 |
|---|---|
| 冷凍 | 焼く前の生地を棒状にまとめてラップで包み、冷凍で3週間が目安です。凍ったまま切って焼けます。 |
| 温め直し | 湿気たらトースターで1分温め、網の上で冷ますと軽さが戻ります。 |
アレンジ
- 生地に純ココア10gを加え、薄力粉を10g減らすとココア味になります。焼き色が見えにくいので時間で管理してください。
- 刻んだくるみ30gを粉と一緒に混ぜると、香ばしさが加わります。くるみは先に150度で8分から煎りしておきます。
- 焼き上がりに溶かしたチョコレートを半分だけ付けると、贈り物らしい見た目になります。
バターと砂糖を使うため、一枚あたりの量は小さめに作ると食べる量を調整しやすくなります。
講師への質問
- 型抜きのとき生地がべたついてしまいます。どうすればいいですか
- 生地が温まっています。作業の途中でも一度冷蔵庫へ10分戻してください。打ち粉を足すより仕上がりがきれいです。
- オーブンがない場合はどうすればいいですか
- トースターならアルミ箔をかぶせて弱めで10分、外して3分が目安です。焦げやすいので途中で必ず様子を見てください。
- 贈り物にするときはどうすればいいですか
- 完全に冷ましてから乾燥剤と一緒に袋へ入れます。温かいうちに包むと蒸気で湿気て、翌日には食感が落ちます。